マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

輪行で柳生街道を行く

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今回は前から準備していた輪行で柳生街道を息子と行ってきました。

輪行準備については輪行ポタリング準備(その1 その2)も読んでください。

今回の柳生街道とは、奈良市街と柳生十兵衛で有名な柳生の里を結ぶ古道。江戸時代に整備されたとの記録もあるが、それ以前からあったとの話もあり、途中 石仏群の中には南北朝時代作といわれるものも。

世界遺産 春日大社の奥にある春日山原生林も含まれており、その中を通っている、歴史が自然に溶け合うなかなか見所の多い古道です。

今回 我々が行ったのは滝坂の道と呼ばれる円成寺から奈良市街に続く部分 約12キロの道のり。JR奈良駅から柳生方面のバスが出ており、我々は近鉄奈良駅から忍辱山のバス停で下車。単純に奈良市街の標高が90mちょいなので、円成寺で376mですので、280mぐらい登るのをサボる計画ですね。どうしても子連れだとヒルクライムが鬼門。子供の足に合わせてゆっくり登るのもかなりこっちも削られます。それがダートだと旅程も完全に崩壊の危機になるわけです。なので輪行しておいしいとこだけ行くのがいいかなと。ではではレッツゴー!

 

先にも書きましたが 旅程は円成寺から奈良市街(近鉄奈良駅)までの約12キロの道(リンク先に近鉄のあみまクラブのPDFが開きます。全行程の詳しい説明が見れますので是非みてください)。高低差は円成寺 標高378mから途中 石切峠で470mを経て90mの近鉄奈良駅に至る道。狙いどうりの下り基調の旅程となっている。基本 東海自然歩道にも選ばれているだけに、森の中を石畳 ダートを交え、時々舗装路もありといった感じの道のりとなる。

近鉄奈良駅前でてすぐの桜通り(小西通り)の入り口横のUFJ銀行の横にある天輪焼き屋 高貝商店さんのお好み焼きが絶品なので二個購入(豚玉400円也 安い!)バスに乗り込みます。バス乗り場は駅の辻向かい4番乗り場。7時31分 9時14分 11時48分 12時53分発となってます。94 100 102系統のどれかに乗ればいいです。(私どもは9時14分に乗りたかったのですが寝坊で11時48分に乗りました。)大人650円 子供330円で合わせて980円です。荷物代はかかりませんでした。

忍辱山のバス停で下車 ここが円成寺最寄りのバス停となっております。(一個前のバス停が円成寺口なのでご注意を)降りて目の前の松山商店さんの駐車場で自転車を組み立て、腹ごしらえ。

準備完了!間借りしたお礼方々、ポカリを二本購入して出発!商店のおばちゃんが優しかった!感謝!

円成寺をすこし拝観しつつ、出発。

円成寺駐車場脇から伸びる石畳が目印。これが出発地点です。看板があるのですぐわかると思います。

それを抜けるとお地蔵さまが

抜けると最初は延々と登りです ダートから荒れた石畳へ。ここがきつい…

と思ってたら、ここであってるの?って感じに…特に台風後だったので枝が散乱、スポークに絡むたびに除去といった感じ。写真の区間は川になったらしくV字にくぼんでおり押すのもままならない。時には息子のバイクも担ぎながら進む。

倒木もなんのそので元気に進む息子。頼もしい。

その後 峠の茶屋の横を過ぎる頃には舗装路に復帰。残念ながら峠の茶屋は閉店してしまったとのこと。猫が走り回っていた。上の写真は左手の坂の上に給水塔が見える。

下り切ると三叉路へ。ホッとしながら左へ曲がる。滝坂の道へと向かう。看板には円成寺まで3.8kmとあるが、1時間はかかったと思う。ここからまた登りがすこしあるが、本格的に下りとなる。

先ほどの道を右に曲がるとすこし上り坂を、広がる田園風景を見ながら進みます。少し進むと公衆トイレが左手に見え、もう少し行くと上の写真の看板がここでまっすぐかそれとも看板奥の急斜面の道かに別れます。急斜面の方に左折すると地獄谷石窟仏が見れるのですが、階段も混じるのでパス。直進します。どちらを進んでも首切り地蔵で合流するので、歩きの時にまた見に行くことにします。とりあえず直進。

分かれ道奥の看板

首切り地蔵まで下るまでの間に奥山ドライブウェイを横切り、そこからまた石畳に突入。ここら辺の石畳は苔むしていてツルツル。結構下りが入ってるところは後輪ロックすると持っていかれまくりで、ロデオ状態。なるだけ石畳横の落ち葉の上を進みます。結構ギリギリ感を親子で楽しみました。

無事首切り地蔵まで来ました。ここには休憩所もあり、一旦休憩。

ここからは本格的に川沿いを原生林の中進みます。大木に出会い、倒れた巨木の橋で遊び

カエルを捕まえます。息子はカエルがいるたびに自転車を捨てて追い回します。ちなみに上の写真はヒキガエルの幼体です。オタマジャクシからカエルになってもまだ5ミリ程度。これが20センチぐらいの立派なカエルになるなんて想像できませんね。

朝日観音。後 夕日観音 寝仏とありますが、はっきりわかったのは朝日観音だけでした。夕日観音は少し上った先にあり、路地からは岩は見えますが御姿ははっきりせずでした。

こんな橋を降って来ました。もう自転車は荷物以外の何者でもないです。

里に近ずく音を聞きながら走りやすい道へ

もう新薬師寺近くまで来て、この看板が現れる頃にはすっかり街ですね。

茶屋で一服。春日大社 興福寺を横目に駅到着〜。

正直 息子と一緒だったので自転車に乗っていたのは全行程の2/3ぐらいだったでしょうか?いやはやしかしすごい道。ここを昭和初期まで実用していたなんて!とか鎌倉時代にも通る人がいたのか!とか歴史を感じつつ、カエルと遊びなかなかいい時間でした。

全工程で休みも含めて3時間ぐらいだったと思います。MTBはおススメかと言われると、ちょっと首を傾げますが、奈良市街から手軽に行けるハイキングといえば一押しですね。

MTBなら最後は奥山ドライブウェイ沿いに若草山山頂まで行ってそこから原生林の砂利道ダブルトラックをゆるゆる帰るのがいいルートかな?一度若草山も写真撮りがてら行ってみます。

 

ではでは、皆様もよきサイクリングライフを〜

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