皆様 つつがなくお過ごしでしょうか?
といきなり始まりましたが、このつつがなくって言葉。無事に って意味ですけど、一説によるとツツガムシ病から来ただのなんだの言われてます。(ツツガムシの発見といいますか、ツツガムシが媒介している病気だという事が 言葉の成立後に分かったから、おかしいだのなんだの私にはわかりませんが、少なくともそんな説ができるぐらいの病気だという事には変わりないです。)
で、このツツガムシとツツガムシ病って何?って話ですけど、私が息子の年齢だった頃、うちの祖父が林業関係だったので昔から山に連れて行ってもらった時は口すっぱく聞かされてました。
- 長靴を履け〜
- 長袖長ズボンで肌を出すな〜
- 出来るだけ白色か明るい服を着ろ〜
- 疲れても寝転がるな〜むやみに座るな〜
とか色々。子供だった私には うるさいな〜って感じでしたが、見事に刷り込んでいただいてます。ありがたい話。ちなみに明るい服を着ろってのが対策になるかは今のところ不明です。うちの祖父の持論だったのかもしれません…しかし上の項目は非常に大切です。
で、話を戻してツツガムシ病のお話。ツツガムシ病とはツツガムシという山や野原にいる一ミリ程度のダニみたいな虫が媒介する病気。ツツガムシは血を吸いに這い上がってきて、肌を刺すわけですけど、その時にツツガムシの持つリケッチャという病原体が感染します。
刺されてから6日〜14日ぐらいで発熱 発疹 全身の倦怠感 リンパ節の腫脹などが見られるそうで、最悪 肝機能障害や神経症状が出、死に至ることもあるそうです。
マダニも同じように病原体を媒介するケースがあるらしいですが、基本的に対策は同じです。
では対策をおさらいしておきます。
- 山とか藪に入るときは長靴もしくは、足首などに肌の露出がないようにしましょう。
- 基本長袖 長ズボン。タイツはいいけど、レギンスのような足首までのものならソックスで覆わないとちょっと心配ですね。
- むやみに寝転んだり、草むらに直接腰掛けない
- 虫除けスプレーとかの対策をする。
- 帰宅後、入浴しダニを洗い流す。服も洗濯する。
虫除けといっても色々ありますので注意したいもの。
上の虫除けスプレーなどはダニにもよく効くディート高配合30%で、6時間ぐらい持つタイプ。しかし高配合タイプは12歳以下禁止です。低〜中配合でも六ヶ月以下禁止。
それに比べて上のものみたいなイカリジン配合は子供にも安心です。
とにかく虫除け買うならディートかイカリジン配合を買うのがMTBerには良さそうですね!
それでも不幸にして噛まれてしまったら、疑いの段階でもお医者さんに行きましょう!お医者さんを含めた対処法は下の厚労省のポスターをご覧ください。
昔 祖父から聞いていた不治の病だ!というのはそうでもなく、対処さえ早ければそれほど怖くないですけど、日頃から山に入る機会が多い我々MTB乗り およびその子供たちのことを思うと気をつけていきたいですね。
というわけで、服装にはご用心!
厚労省のポスターも出しておきます!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!
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