久々のLeftyネタです。そもそもLeftyってなによって方はこちらをご覧ください。
いわゆるCannondaleの独自規格。片足サスのことです。この片足サスっていうのは前の記事を読んで貰えばわかると思いますが、色んな利点があるにせよ、ちょっと無理が出るところもあります。
普通は衝撃を緩和するエア部分(バネ部分)と、そのスピード制御するダンパー部分があります。この二つの役割があるからバネでビヨーンと跳ね返されることがなく、気持ちよく衝撃を緩和できるわけです。
しかし、この二つの機能は実は片方のコラムにダンパー、もう片方にスプリングとなっており、役割を分けているわけです。
しかし、一本しか無いLeftyの場合、一本の中に両機能を封入せねばなら無いというわけ。
これも良し悪しで、片っぽが沈んで片っぽが抵抗すると、フォークの両足で歪みが出るわけで、動きが悪くなる。それが無いのがLeftyというわけです。
それはさておき、そのツケが回ってくるのがSolo Airという部品。エアサスの核心部分ですね。そこが壊れると、エア漏れが起きてしまいまして、スコスコになってしまうわけです。
というわけで前置きが長くなりましたが、なっちゃいました。
エアは抜けないんですけど、なんだか走ってるうちにフルバンプ(完全にサスが沈んだ状態)になってしまいます。おかしいなーって思って、店に持って行ったらSolo Airの破損ですね。という事…。
サスの中を抜き取るとこんな感じらしい。この矢印部分が核心の部分。
実はこの空気弁とかがある部分は破損が多かったらしく少し前に無料アップグレードキャンペーンしていたらしい。買った時に変えておいてよ…って今となっては後の祭り…
今は左のように改良されているとか…
スプリングがあるのでフルバンプしてもこの部品が壊れない仕様になっているようです。
どのぐらい前かは不明ですけど、ってか調べる気もないですが、無料でできたものが15800円と消費税 工賃込みとのことですね。ここは仕方ない。我慢。
中古のレフティ仕様車を買った方、今乗ってるけど不安な方はサスペンションの下に上のような六角形に2のマークがあれば、改良済みの印です。
ちなみに対象となったのは2014年〜2017年のLefty Max, Olaf, 2.0だそうなので皆様もお調べくださいませ。
このSolo Air仕様にすると、内部構造が強くなり、動きもスムーズに。デメリット的には数グラム増はするらしいですけど、まあ致し方なし。
一応、今までの仕様のまま修理もできるそうですけど、5000円はかかるそうでそれなら新しくして、長く付き合った方がいいですもんね!
イヤイヤ自分でやるぜ!って方は大体50ドルぐらいでアプグレードキットは販売されているのを海外通販では見かけます。安いサスなら突っ込んでいきたいところですけど、新品丸ごととなると20万は覚悟しないといけないLeftyちゃん。ここはお店に任せましたとさ。だってね、ググればググるほど専用工具が出てくるんですよ…
大体1週間の入院ですみそうなのが不幸中の幸か。
というわけで、MTBには機材トラブルはつきものですのでうまく付き合っていかないとね!戻ってきたらまた報告いたします!(戻ってまいりました!)
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!