ついにやってまいりました。CannondaleのMTBといえばサスペンションはLefty!って感じですけど、実は装着車は限られておりました。2018年に発表されたLefty Ochoは従来のダブルクラウン構造からシングルクラウンへと変化を果たし、それに伴って、以前は140mmまで拡大したサスストロークを持つLefty MAX。そこから進化したLefty 2.0などは最大120mmストロークだったのに対して、Ochoとともに100mmストロークが最大となっておりました。
ですので100mmストロークと言えばクロスカントリー用にしか使っておらず、以前ならエンデューロモデルのジギル オールマウンテンのハビットにも採用されていたLeftyはストロークが足らなくなり、次々に廃止。
ストロークが長いものも研究中との情報もありつつ、そもそもLeftyの存亡の危機かとも思っておりました。
というのもクロスカントリーの世界でも100mmストローク時代から120mmストローク時代へと突入しており、100mmでは物足りないのでは?とも感じてました。って私が危惧しても仕方ないですけど、一人のLeftyファンとしては由々しき問題なのと、Leftyハブなどのハブ存続も由々しき問題だったりします。
まあそれはさておき元記事紹介、Bike Raderの記事。2021年2月19日に投稿された「All new Lefty Ocho fork debuts on Cannondale Scalpel SE LTD bike」という記事。
この時点で2021年モデルのScalpel SE (クロカンモデルではないトレイルモデルのスカルペル)は、少し前までは旧Lefty2.0が装着しているモデルがあったが、普通のサスペンションモデルに移行していたわけです。
本家クロカンモデルのスカルペルは100mmストロークにフルサスモデルでOcho仕様と言った感じ。
そこに〜って事発見したのが、120mmモデルのScalpel SEってわけ。
カッコ良すぎるだろ〜。やっぱりLeftyのこの感じは最高だわ。なんか足りないって感覚(笑)
色々読んでみると、基本性能はOchoを引き継ぎ、2.0ではなかった細かい調整も可能な仕様になっており、クラウンにあるロックアウトボタンも復活したのかな?
私のバイクでいうところの赤い部分がそれですけど、これってOchoにはなかったのかな??写真で確認できないのでわからんです。でもリモートスイッチみたいなのが山本幸平選手の愛機についていたような??
まあそれはそれとして、今までのOchoにもスイッチ増設できるキットみたいなのが今年に発売されるとか記事にはありますね。
それとこれですわ。Leftyといえばよく言われるフロントホイール外すのめんどくさい問題…
こんな感じで、ハブの軸が水平に突き出していますので、ホイール外すには横から引き抜くわけです。そこで問題になるのがディスクブレーキでして、キャリパーを外さないと引き抜けないというわけです。それが上の写真によるとクイックレバーがついている!!工具要らずじゃないですか!
ああ、ちなみにブレーキキャリパーと反対側は5mmアーレンキーが必要ですけど。
しかししかし、だがしかーし
私のLefty2.0で2箇所 今までのOchoで1箇所アーレンキーが必要だったことを思うとだんだんと進化している!
実はこのキャリパー外しがそれほど手間ではないけど、ストレスになってたもので…
そんなこんなで重量は1500g代との事なので、かなり戦闘力は高め今のところカーボンモデルのOchoしかないそうですけど、今後に期待かな?
合金モデルでは1700g代で収まりそうかな?
いずれにせよOchoが果たしたシングルクラウン化は色々な他社フレームへの対応も含めて間口が広がっているわけでして、今後に期待です。買えないけど…(今のところ紹介モデルは100万超えのミリオンバイクの模様…)
We’re Cannondale; we don’t want to be the same as everyone else.
— Jeremiah Boobar – Director of Suspension Technology Components
”私たちはキャノンデールだ。他と一緒はいやだ!”
これだよこれ!キャノンデール魂に乾杯!
(他Leftyが気になるぞって方は以前のLefty記事をどうぞ〜)
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!