今回はリアのスプロケットを外します。
必要な工具はカセットリムーバーセットです。ちなみに私の工具セットには全部入っているのでバラで揃えるよりもお得です。(工具セットのおすすめ記事はこちら)
まずはリアタイヤを外します。わかりやすいと思うので、はじめに分解後の写真を掲載します。
リアホイールの構造として、内側からハブ フリーハブ スプロケット ロックリングの大まかに4つのパーツが組み合わさってます。上の写真の黒い円筒状の部分がフリーハブ(シマノの7段)。歯車のようなのがスプロケットと、その右横の黒い輪っかがロックリングです。このスプロケットがフリーハブの凸凹にハマってた感じです。
スプロケットはロックリングによってフリーハブに固定されており、ロックリングを外すと自ずとバラバラ外れてきて上の写真のようになります。
構造が分かったところで、機材を見ていきます。
カセットリムーバーセットはチェーンがついたものと、ギザギザの歯車みたいなやつの二種類でセットになってます。上の写真でいうと二つのハンドルの間、ギザギザの歯車みたいなやつはロックリング締め付け工具というやつですね。
ロックリング締め付け工具をハンドルにセットしました。
これをロックリングにかませます。ロックリングは反時計回りで外れますので、スプロケットに向かって左側に水平かやや上方にセット。
チェーンがついた方を逆側方向にセット。だらっと長い部分を上側に巻きつけてセットします。写真のようにセットすると時計回りにトルクがかけれるようになります。
このように両方セットできたら、両ハンドルを持ってしっかり下側に押しましょう。やってみるとわかりますが、このチェーンがついたものがフリーハブの回転をしっかりガードしてくれる構造です。
結構固着している場合もあるので、外れない場合はタイヤの後ろ(スプロケットと逆側)に回り込んで、タイヤを抱える状態で地面に押し付けるような感じで両ハンドルを押していきます。そうすると大概外れます。
しかし、それでも外れないよ…と言う場合はネジの固着を緩めるため、パーツクリーナーや専用のネジ緩め剤を使いますが、あまり使い過ぎると中のフリーハブ部分のグリスを落としてしまうので注意が必要です。ちなみにフリーハブは素人が手を出さないほうがいいそうで、あまり触りたくない部分です。
ロックリングが外れました。これでスプロケットがバラバラと出てきます。この時、スプロケット間のスペーサーがバラバラになって出てきますので、ある程度構造を観察しながら行ってください。
ハブの清掃 スプロケット清掃や交換をした後、またフリーハブに戻していきます。(ハブの清掃 玉押し調整はフロントホイールの清掃の記事を参考にしてください。基本構造は同じです)
写真はちょっと違うホイールですが、最後にロックリングを締めなおして終了です。締めるときにはフリーハブが固定された状態なのでロックリングを時計回りに締め付けるだけでOKです。
と、工具さえあれば簡単にできますので、是非メンテナンス時のメニューに加えてみてください。スプロケットの間の汚れなど普段洗いにくい部分も分解してしまえば簡単に清掃できて、すっきりです。
ちなみに真ん中のナットをさらに緩めると
ハブの清掃できますが、フロントハブの記事にも書きましたが、閉める時に玉押し調整用のハブスパナが必要なので、持ってない場合は緩めないでくださいね。
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜