これを書き始めたのは2018年10月31日。今の時点での記事である事をまずお伝えしておきます。Lefty記事まとめはこちら。
愛車のカラーコーディネートだ!って前記事で浮かれていたわけだが、ある重大な事実にやっと気づいたわけです。
それは2018年の春に発表され、今日本にも導入され始めているLefty Ochoこれの変更点についてはOchoの記事で詳しく書かせていただいたのでご参考にしていただければと思いますが、大事な点はダブルクラウンからシングルクラウンへの変更に伴い、テーパードコラムの採用という点。
これで他社のMTBにもLefty装着が簡単に装着できるようになったわけです。
またOchoがテーパードコラムになったということはステム側の太さがオーバーサイズということとなります。要するに今の他社のMTBと同一規格となったわけで、一般的なステムもつけ放題!めでたしめでたし?
それでは今まで無理だったのか?というとアダプターとかを噛ませれば行けたわけですが、なによりもネックになったのが初代Leftyのキャノンデーサイズと呼ばれるコラム径。普通のオーバーサイズ1-1/8インチ大きい1-5/8インチとなっているのでヘッドパーツ ステム コラムスペーサーまで専用となったわけです。
ここからLeftyの進化は続き、Lefty MAX登場。この時点でコラム径が1-5/8から1-1/2に変更。いわゆるワンポイントファイブになり一応専用規格ではなくなったものの、今ではもうあまり見ないサイズ。剛性感を求めたダートジャンプ用のステムがちらほら見あたるぐらいです。
2018年現在でCannondaleにもワンポイントファイブ規格のステムが消えようとしているということとなります。今現在、F-SiとScalpelはどちらも2019年モデルはOchoに移行(トラベル100mm共通)。今の所は2019年モデルの発表のないFat CAAD1とSlateの2車種のみにLefty2.0の亜種であるフォークが装着されてはいるものの、今後モデル消失かJekyll Triggerが2年前に衝撃を与えたようにLefty非装着車種へと変わってしまうのかもしれない。
と、Lefty2.0の今後を憂いていても仕方ないわけで、今できることを書いておきたい。
サスペンションは機械の塊なのでいつかは壊れる。と言いますか普通に使っていればフレームよりも寿命は短いわけです。なのでメンテを受けれる期間がいかほどあるか?キャノンデール側にパーツをどれだけ保存してくれているかが問題となるわけですが、ここで思い切って社外品のテーパーコラム乗り換えという案もあります。
注意!!ここではZ49(コラムの内径が49mm)の物を紹介してますが、実はコラム内径には種類があることが判明…詳しくはこちら。
Cane CreekのAngleset ZS49/EC49という商品。これはキットとなるとアングル調整もできる優れもの。上下ともワンポイントファイブに対応しており、一部Lefty規格には合います。もちろん今の主流テーパーコラムに変更可能。
その他Cane Creekにはもう少しお安めのヘッドパーツでアングル調整無しのものもあります。40.ZS49 | EC49 CONVERSION BOTTOM
次にChris King Inset 5 これも同じくテーパーコラムに変えてくれるセット。
ここまではいわゆる脱Leftyをするためのキットです。これさえ持っていればいつでもLeftyが壊れてメンテ不能に陥ってもいいわけですが、いつ壊れるかわからないメンテ受けれなくなるかわからない状態で進むわけで、これを持っていればOchoのトラベル拡大120mm以上になってOchoに載せ替えっていけばいいんですけど、現時点では不明。(公式見解としてOchoのトラベル拡大の開発中とのことですが)とりあえず持っておいても損はないかもといったところ。
番外編として、ステムの変更が現時点でも不自由なのに、さらにひどくなるなんて…って方には、LeonardのOPI tube。これはLeftyの上下の軸をオーバーサイズ規格に変えてしまうキット。これの使用により今市場に溢れる様々なステムに変えることができるという優れもの。これを使えばLeftyでおそらく皆様ぶち当たってしまうコラムハイトが高すぎて、ハンドル位置を低くしたいのに無理だ…なんてことが解消されます。
でもLeftyが壊れたら意味ないですよね…ってことでなんだかモヤモヤです。
ちなみにこんな商品も出してます。結構Scarpelとかのクロスカントリー系のLeftyユーザーには有名なJohnny Si OPIですハンドルがかなり下げれて、攻撃的なスタイルになりそうですね。
あー悩ましい…将来の出費を今するとなればそれはそうなのですが…どうしたもんですかね…
夢のLeftyをゲットして苦しむのは楽しみに似た変な感覚はありますが、規格に翻弄されまくりな感じです。
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜