私どもの住む奈良の平野部やそれにほど近い里山に雪が積もるなんてことは一年に一回あるかな程度。積もっても10cmとか積もることはごく稀で、積もってもべちゃべちゃです。
ですので、雪国のMTBerの方々には羨ましがられる一方、我々も逆にスノートレイルに憧れるわけです。無いものねだりですね。そんな折、2018年1月27日に日本を襲った寒波の影響でその冬一番の冷え込みとなりました。実はこの日は前から乾いたダートを走りたい!っていうことで石川県から友人が来るとのことで、楽しみにしていましたがあいにくの雪。彼には地元と変わらん…と残念でしたが、我々としては期待していたスノートレイルとなったわけです。
行き先はいつものゆぶねMTBLAND朝の積雪量は15センチはありました。いつものトレイルが雪化粧しているのは新鮮です。なかなかない光景に息子は大はしゃぎ!その後の惨劇も知らないまま…
とにかく雪のトレイルは木の根っこが見えない、そもそもトレイルのエッジがわかりにくいので、いつものようにコース幅いっぱいに取れない、もちろん雪が絡みついてくるのでタイヤは重いし、滑る滑る…
しかし新鮮な光景と踏みしめる新雪の音、鳥の声もあまり聞こえない静かなトレイルに息子の息遣いを聞き、タイヤの音を聞き、とにかく面白い。テクニックがどうとかいうレベルではないので、とにかく転んだりしながら走るトレイルは最高の一言。
何もない坂道でもタイヤについた雪が絡まって転倒とか。笑いながら走る走る。
でも息子の心が折れます、いつもよりも早くね。グローブも濡れるし、尻も濡れてくるまでにはそう時間はかかりません。負の連鎖が心をポッキリ折ってくれます。でもそこは専用トレイルの強み。テントに帰れば蒔ストーブがお出迎え。
写真は撮ってないけど、冷えた体にコンビニで買ってきた味噌汁がしみました。運営の方がお湯をストーブで沸かしてくれていたのでアッツアツでいただきました。
この日は3人の知り合いの方と合流していたわけですが、息子の加減で少し離脱していた午前中。
午後からは軽トラックでダウンヒルコースまでまた上げてもらって、そこからは下っては押し上げながらのダウンヒルとなるわけですが、大の大人も夢中のスライダー状態ですね。楽しかった。
もうその頃は雪も大方溶けて、まさにドロドロ。とにかくスリッピーで、ハードテイル24インチのDaBombCR8 で参戦した私はまさにズルッズル。これがまた楽しいのなんの。結局リアの滑りに気をとられて木にハンドルを引っ掛けて思いっきり前にコケました。
しかしトレイルは優しい。それほど痛くもなく無傷。泥だらけにはなりますけどね。
自転車だけ少し洗って帰宅。次の朝、乾いた泥をまとった装備が昨日の興奮の余韻を残してました。
さて、洗うか〜
また最高の1日 思い出を作りに行きたいなと思ったスノートレイルとなりました。