マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

有料のMTBパーク と 裏山トレイルの違い。お金払う価値あるの?

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MTBを始めようという方や、乗ってるけど本格的にトレイルに出ようかな?って方ならこんな疑問をお持ちの方はおられないだろうか?

有料のMTBパークってどうなの?別に無料で裏山走れるじゃない?

もちろん優良なトレイルが近くにある。MTBパークが近くに無い。自分の山を持っている!などなど色々な事情がそれぞれあると思います。

そもそも中高生の方なら 当然交通手段に限りがあるし、そもそも専用のMTB PARKは辺鄙な場所にしか無いですね。街中であるとしたらパンプトラック があるぐらいですかね?

そこでパークの利点を簡単に思いつく所としては

  • ハイカーさんに気を使わなくても良い
  • 周回コースが設定されていて一方通行に管理されている
  • トレイル設定幅など無理がない
  • 難易度表示など目標が立てやすい
  • 飲食などの利便性が良い
  • 知識のあるスタッフがいる
  • 空気入れなどの設備がある
  • 洗車場がある
  • 仲間ができやすい
  • レンタサイクルがある場合も多い
  • イベントやスクールがあってとっつきやすい

などなど、もちろん他にも色々あると思います。ダウンヒルされる方なら、リフト付きとか頂上まで送迎付きとかは魅力的でしょう。

しかし、これに対して欠点は

  • 遠い事が多いし公共交通手段に乏しい(車がないと行けない)
  • 毎日やっているわけではない(週末のみ 日曜のみなど)
  • お金がかかる(当然ですが)

ここらあたりでしょうか?

 

一般の裏山などはこの逆になりますが、決定的なのはやはりハイカーさんとの摩擦。そもそもMTB禁止だったり、所有権など不明な点などなど…

しかし裏山が気軽なのも確かです。

 

 

私の場合は 裏山的な 矢田丘陵(MTB共有トレイル)と 有料MTB専門 ゆぶねMTB LANDの二本立てです。正直 矢田丘陵のような公認トレイルが30分内の自走圏内にあることは非常に幸せな環境だと思ってます。

では、なぜお金を払って、しかもわざわざ片道1時間かけて ゆぶねまで行くのか?ということを書きます。

初めは息子の存在が大きかった

息子がいなければ私の ゆぶねデビューはもっと遅かったと思います。私はそもそもMTBを舐めていました。ただの自転車を山用にしただけだろ?サスペンションがあれば走れるんだろ?ってね。

そしておそらく矢田を一人で走ってるだけなら走れてないことに気づくのが遅かったと思います。今でも登れない時、自転車を押すときに思います。これは体力不足なのか?テクニック不足なのか?って。

でも、最初のこの自問自答を与えてくれたのが ゆぶねです。息子を教えるには知識不足 経験不足だってわかってたので初心者講習を受けました。(ゆぶねでは入場料を払えば無料で受けれます)

ここでガツンと頭を打たれました。息子がやってるのを 頑張れーって見るつもりが、なんのなんの息子の方が上達が早い…私がついていけない…

自転車の難しさを教えてくれたのが ゆぶねです。未だに色々学んでます。永遠の初心者です。ハイ…

とにかく仲間ができる

仲間と言ったら怒られそうですが、師匠ができるって感覚ですかね?でも山を愛する仲間です。沢山の方が教えてくれるし、沢山の人と笑えます。

挙げ句の果てに息子はチームに入りました。有難い話です。私と走っていても体力面とパワー 自転車の大きさは技術だけでは絶対に埋まらないものがあります。同年代の仲間は、最高です。

それを言う私とて同じこと、同じ年代の あえて書かせていただくと 老化に抗う仲間がいる事は最高です。ゲーゲー言いながら上がる楽しみ。童心に帰れますし、話も弾みます。

仲間はモチベーションです。

見る目が変わってくる

先にも書いたように息子のチーム入りとともに、トレイル整備などボランティアとしての参加も増えました。これがすごい私の中での成長になります。エキスパートライダーでもあるトレイルビルダーの視点はすごい…

簡単に言うと、以前は広いトレイルだとラインどりもしやすくて、安全なトレイルだと思ってました。

違います。確かに広いとある意味安全かもしれませんが、走るラインはそれほど広がってない事が多いです。次のアクションに向けてラインは決まってくるので、だいたい同じところをみんな走ります。そして、広いと視覚的安心感ができるのでスピードが上がり、結果的に危険になります。

速く走ると言うのは レースにおいても他者よりも速くであって、絶対的スピードではないはずなんです。なので、テクニックで差が出るトレイルを作るのがビルダーの腕前。それを再現するのが私達の力仕事(笑)

テクニックのあるライダーでないと走れないトレイルではなく、テクニックなくてもエスケープできる。もしくは止まりながらでも進めるトレイルである事、テクニックでもっと楽しめる事が面白みとモチベーションを掻き立てるトレイルなんですね!って偉そうに俺が言うな!って感じですね。

 

確かにチャレンジな感じのドロップオフとか ジャンプセンクションとかの直後はちゃんと安全対策をしてます。ここはよく怒られながら整備してます…もちろん楽しみながらね!

最後に元に戻って

じゃあなぜ矢田に行くのか?

それは私の休みが平日休みとかも混じるので、日曜しかやってない ゆぶねには行けません。と言う単純な理由だけではなく、昔から親しんでいる矢田で遊びたいのと、単純に山が好きだからって感じです。山で過ごすのが本当に好き。

高い山に登山もいいけど、頂上というよりも森の中でいるのが好きなんですね。だから矢田丘陵を走ります。

そして課題を消化しようとして頑張ってるんですけど、なかなか消化できずに足踏みしてますね。それはそれで幸せな時間。

それとアドベンチャー感覚です。私のサイトを見ていただいている方ならお気づきと思いますが、矢田丘陵の隅々まで見てみたい冒険心ですね。

 

って事で、だいたいお分かりいただけましたでしょうか?あくまでも私の極私的意見ですけどね。

 

でもこれだけは子連れの方 初心者の方には言っておきます。

行けるのであれば一回 有料トレイル行って 初心者レッスン受けよう!

ここから始めて、慣れてきたら裏山とか行った方がいいです。絶対におススメです!特にお子さんとかならレンタルバイクもあったりしますから、まずは興味を持つかどうか。これが大切ですね!もう一度言います。おススメです!

 

というわけで、妙に説教くさくなりましたが、皆さまにもよきサイクリングライフを〜!

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