マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

TRP HY/RD メンテ ブリーディングからパッド交換まで

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先日 中古で購入したロードバイク Pivot Vault2015の調子がおかしいと思いながら走行していたわけですが、他のところならまだしもブレーキというわけで、乗りたい気持ちを抑えつつ、休みをメンテ日に振り分けました。

ブレーキはしっかり効くんですけど、なんかシャリシャリ当たってる音が消えない。いくら調整してもなんだかおかしい…という症状。見たところパッドの減りも結構来てる感じか??というわけで分解!

ちなみにこのTRPというメーカーはテクトロの上位ブランドです。あまり評判の良くない廉価ブランドのイメージですけど、このHY/RDはワイヤー引きだけどキャリパーは油圧ということで、結構評判のモデル。MTBと違って、ブレーキレバーごとポンと帰れないのがロードバイクの悲しい所で、STIから油圧にするとかなりの散財を強いられます。というわけで、機械式はちょっと〜、でも今までの資産を使いたい!って時には選択肢に上ってくるモデルだと思います。ちなみに引き味はワイヤーそのものでもっさり感は否めません…が!だがしかし!効きはいいですね。独特のクンってかかる感じはあります。

外して中を見ると…

見事に片減りしてます…

キャリパーはこんな感じ。片方しかポッドが出てません…本来均等に銀色の部分が見えるはずです。

この後グイッと片方を押し込んではブレーキをニギニギとやり続け、何度目かに固着が取れてポンと出てきました。固着の原因は汚れだったようで、ウエスにパーツクリーナーをつけてひたすら拭き取り、また動かしては拭き取りを繰り返します。ようやく動きも正常になた頃にはすっかり暗くなってきてまして、室内に移動。

 

帰宅してきた息子が覗き込んできたかと思うと…その刹那…ブレーキをニギ!飛び出るピストン 溢れるオイル…おーい…やってもうたやないか!

はいエア噛み発生でしょう…

写真は後ろですけど、一応この銀色の蓋(HY/RDって書いてある部分)を開けてオイルを足してみましたがやっぱり噛んでました。なんだかフニャフニャに…

よし!落ち着け落ち着けって事でブリーディング。先にも書いたようにテクトロの上位モデルなんでテクトロ用で事足ります。リザーバー側からポッド側にオイルを流して、中の空気を抜いていきます。ブレーキレバーを握ってはポンと解放を繰り返し細かい泡を抜きます。

ブリーディングで結構皆さん何回かやったら泡が出てこなくなります〜なんて書いてる事多いですが、私はしつこくやります。結構マイクロバブル的な泡が出てきますので落ち着いて落ち着いて。待つのもメンテです。ちょっとコーヒ飲んでまた弾く感じで完了!

大事にネジを戻しておしまい!この時は結構溢れるので焦りますが大丈夫大丈夫。拭けば良いさ〜。

で、新しいブレーキパッドをインストールして終了!

このバネがミソですね。これがしっかりポッドにパッドを圧着してくれます。時々このバネがパッドを押し戻していると勘違いされがちですが、油圧ブレーキは油圧の戻りでポッドが少し戻ります。そのポッドの動きに追従させるためのバネなんで、それほど力強くは無いんですね〜。

ちなみにですが、ロード用のパッドとMTB用のパッドは別物です。ですので不安があれば同じ品番にするか、お店に相談ですね!TRP HY/RDはこのパッドでいけました。

入れてみたらギッチギチ。チョット押し戻して再調整したらなんとかいけました〜!あーめでたしめでたし!

 

あとはあたり出しをして終了!10回ぐらいフルブレーキかけてパッドとディスクをなじませる感じですね。この時はそこそこ音がしたり、擦れ音がしたりしますが、すぐ治ります。

 

で、でだよ、、、前のブレーキの音がおかしい…これ、多分コンタミ(オイルなどの付着)起こした…あーあ 前のブレーキパッドがパーですわ。基本こうなったら交換だね。最悪…工程を考えても、再度外してキャリパー覗いてもオイル漏れはなし。多分ディスクに飛んだのかも…もっと離しておくべきでした。おそらくだけどね…

皆様もお気をつけて…ウーン ウーンってブレーキ鳴らしながら以前よりは各段に効きの良くなったブレーキを楽しみ、自転車屋へと急いだのはいうまでもありません…前だけだったから走ったけど、良い子は真似しちゃダメよ〜って、他のチャリで行けよ…ってね(笑)

 

ででで。続きがありました…なぜ、片減りしていたかが後日判明…こちらもどうぞ…

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

 

  • B!