タイヤをネットで購入時にちゃんと見ておくべきポイント!それが規格です。リムにハマるタイヤだけにちゃんと適合していないとはまりません。ですのでしっかり押さえておきましょう!(そもそもですが、欲しいタイヤタイプ チューブラー クリンチャー チューブレスについてはこちら)
結論から言います。
- ETRTOもしくはISO (ISOも同じ表記です)
- リム幅(特に内幅)
- フレームの対応できるタイヤ幅
これを押さえておけばオッケーです。
タイヤ直径の大きさを表す規格には
- ETRTO と ISO (例 25-622)
- 英式 MTBでお馴染みのインチ表示 (例 27.5×2.3)
- フレンチ ロードバイクでお馴染みのセンチ表示 (例 700x25c)
とありますが、ザックリいうとETRTOはリム外周直径 その他はタイヤの外周直径を基準としてます。
でですよ、ここでややこしいのがワイド化されたタイヤです。MTBで言えば26インチって言っても、26×5のファットタイヤは外周29インチ相当となり、27.5×3のセミファットもほぼ同じ。一応タイヤ外周インチ表示の英式ですが、結局リムの大きさ表示的な感じになってます。
基本的にはMTBはインチ ロードはセンチで表記されるのであまり関係ないかな〜って感じなんですけど、ここで困るのが小径車などのインチ表示。同じ20インチでもETRTOでいうところの451と406が混在してます。非常に注意が必要。451のリムに406は絶対ハマりません。なのでインチ表示に対する過信は絶対ダメ!
と書くと、あまりロードバイク勢には関係ないね〜ってなりそうですが、そうでもない!最近流行りのグラベルです。太いブロックタイヤで未舗装路を行くロードバイクカテゴリー。その中でもロードプラス規格ってやつですね。WTBが提唱した規格。
お馴染みのフレンチ表記 700cではなく、650b規格のタイヤがチラホラ。いわゆるMTB的にいうと英式 27.5インチの細めのタイヤがこれに当たります。なのでMTBとロードの接点が出てきまして、そこでETRTO表示が必要になってくるというわけ。それをわかっておけば安心かな?
私のロードホイール DT SWISSのE1800を例に取りますと
DT SWISSのページでこんな感じ。Rim Diameter(リム直径)が622となり、いわゆる700c規格となってます。
これがグラベルモデルのG1800モデルとなると27.5インチモデルと29インチモデルがあるんですが、27.5モデルはこんな感じ、Rim Diameterは584となります。これで、40mmチョイの幅のタイヤを装着した場合、25ー700cのタイヤ外周と同じぐらいになるそうです。そのためのホイールインチダウンです。ディスクホイール時代だから出来る技ですね。
というわけで、リムの直径 ETRTOが合えばタイヤはハマることになりますが、次に問題になるのがタイヤ幅。タイヤ幅選択から言えばリム幅(内幅)に依存します。大体リム内幅の1.5~2.5倍となります。それ以上でもそれ以下でもトラブルの元です。ホイール リムには推奨タイヤ幅が設定されていたりするので、ネットで調べてメーカーサイトで確認されるのが一番だと思います。が、見つけれなかったら上の1.5~2.5倍を参考にしてもらえればと思います。
でも極端にサイズ違いを選択する場合はお店や友人などに実際に試着するのを強くお勧めします。特にブロックタイヤの場合ブロックが干渉したり、そもそも表記がいい加減だったり…リムが太いと同じタイヤ幅でも太く仕上がりますので。
で、フレームいけるーっと思ったら、
チェーンラインがタイヤに引っかかったり…とまあ想定外のこともあるので、太くする場合はフレーム推奨を参考に、試着がベストですね。
というわけで、最後…英式がインチと書きましたが、WO規格が英国(例 26×1 1/2表記) HE規格(例 26×1.5)もインチ表記となってますが、これはビードの固定方式の違いによるもの。基本的に互換性は無いそうですが、これもETRTOを参考にしておけば別に間違うことはありません。
というわけで、最初にも書きましたが、
- ETRTOもしくはISO (ISOも同じ表記です)
- リム幅(特に内幅)
- フレームの対応できるタイヤ幅
これを守っていけばダイジョーブってことで!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!