今の主流はテーパードコラムに移行してしまい、今発売されているサスフォークは全てとはいかないまでもテーパード。するとせっかくレストアしようと思っても、なかなか思うようにはいかなかったりします。
逆にフレームがテーパードだけど、ストレートのフォーの手持ちがあるんだよね〜って事も…(こちらの方は一番下の方で紹介してます。下にお進みください)
実際私も焦りまくりでなんとかオーバーサイズのストレートコラム フォークを購入してました。結果結構安かったりでまあそれはそれで利点もあったんですが、次何かあったら〜って考えますよね。
MTBにおいてサスなんて消耗品の類に入ります。ホイホイ壊れられては困りますが…で、MTBの企画の流れも早いと来てるので、下手すると10年前のフレームは即アウト対象になり、デッドストックの部品を漁ることとなります。
しかーし、フレーム特にクロモリフレームはまだまだいけるぜ!俺!って言ってきますよね。皆様のおうちにも部屋の片隅で嘆くフレームはありませんか?
ここでいいものがありますよ〜という話。
これがオーバーサイズストレートコラムのヘッドセット。
オーバーサイズのストレートコラムは上下内径43.95mmです。ここに44mmのヘッドセットを圧入するわけです。上下からこの二個を挟むようにしてフレームに圧入するわけですね。
これがテーパードコラム用のヘッドセット。
一方テーパードはというと、上は同じ43.95mm 下は55.9mmです。上の二つを見比べると一目瞭然!下の方がだいぶでかい…
クリスキングのホームページからいただいてきました。こんな感じです。いや、構造を見ればストレートのフレームにはテーパードは入らないよ〜って思うでしょ?
ジャーン!これです!おやおや?下がデカいけど、KINGって書いてるところが広がってます。そうです、圧入部分は44mmなんですね!
こんな感じです。本来ならフレーム内に位置するベアリングが外に飛び出して、テーパー部分を解消してくれるというわけ!
これで一応テーパードコラムのフォークが古いストレートコラムフレームにも付くというわけです。
クリスキングのinset7です!いやはやこのクリスキングってのがミソで、クリスキングは簡単に規格を捨てません。少数生産になるとは思いますが、フレームの寿命まで使い切れるだけのアフターサポートが手厚い会社で有名ですからね。ここがクリスキングは高くても一生もの!って言われる所以です。
とりあえず上はいいから下だけでも…クリキン高いよ〜って方は Cane Creekのコンバージョンボトム EC44ってのもあります。これなら下だけですけど、4000円ほどで手に入ると思います。
ここで注意点ですけど、下に出るってことはそれだけ実質のコラム長が伸びるってこと。見る限りでは7mmぐらいだとは思いますがジオメトリが前上がりになりますね。そこら辺は付けるサスの長さ選択やサグ量でなんとかって感じかな?でも御注意を!
それと、ストレートコラムのフレームでヘッドパーツ調子悪いから交換しよっかなーって方もこの際こっちに変えといた方がいいですね。
サスの規格がストレートで、フレーム側がテーパードだともっと話は簡単。
巻頭で言ってたテーパードフレームにストレートコラムのフォークつけたいよーって場合です。おまたせしました。
下玉受けをテーパード仕様にしてやれば万事解決!簡単だ!
細いものを太い方に入れるのはなんとかなるし、出費も軽くて済みますな〜ちなみにクリスキングのは専用の下玉押しがオプションせってされてますので、今回はヘッドセットは将来の為テーパード、でもストレート仕様で行くぜ!ってことも純正で可能です。完璧!
これでこいつも長生きするな〜楽しく乗ろうぜ相棒!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!