奈良市内から手軽にいけるグラベルルートといえば結構メジャーなのがこのルートです。
奈良の自転車屋さんが企画するMTB走行会で初心者コースに選ばれる事がよくあります。これから少しスキルアップしたら矢田丘陵とかに行く感じですかね?矢田丘陵は複数コースがあるので技量次第でレベルの高いコース取りも出来る感じ。
一方若草山は基本一本のルートになってまして、山頂までのグラベル(砂利道)ルートがあるだけです。コース自体は整備車両などが走る広めのダブルトラック(7メートル幅ぐらいでしょうか?)なのですごく整備されていて、轍もそれほど深くなく、走りに支障は無いです。ダラダラ登るのはそこそこキツいです。
その分ただ漕ぐだけなのでMTB的には少し物足りない気がしますが、それを補うだけの春日山原始林の素晴らしさがあります。この森は山裾にある春日大社の神域に指定され、禁猟 伐採も禁止という場所。国の特別天然記念物にも指定され、東大寺 興福寺 春日山大社などを含む古都奈良の文化遺産としてユネスコ世界遺産にも登録されてます。
奈良県のHPからお借りしてきた地図がこちら。濃い緑色が遊歩道コースです。カタカナのコの字型になってまして、春日大社の北側と南側が入り口になってます。わかりにくければ月日亭をGoogle マップで検索すればそこが北入り口で、南口が白乳神社という小さな祠あたりです。入り口は大きいので見つけやすいです。走っている時のランドマーク的には新薬師寺の方がわかりやすいかもしれません。
ちなみに南から入って若草山山頂まで行って、北口に帰るコースだと獲得標高500mぐらいで距離は9キロ強ってところです。
これが南側入り口を振り返ってとったところ。
こんな感じで登山道の掲示があるので、携帯に収めて地図がわりにします。
南側入り口少し行くと交番がありまして、そこで一応挨拶と自転車での通行について許可を確認しました。下りは歩行者に気をつけて徐行でと言われましたが、通行はできますのでご安心あれ!
こんな感じで砂利道が延々3キロほど続いて首切り地蔵まで続き、そのあと500mで尾根道に出ます。ずっと登りなので息子と行くと完全にグロッキーになってる息子を励ましながらになりますな…
そこそこ体力がついてから出ないと全然楽しくない〜ってなるかもです。推奨中学生?体力あるお子様で小学4年生からって感じですかね。自転車の話です。
途中お寺さん(妙見宮)があったり
三本松跡の休憩所があったりと休憩する所はあります。
これが三本松跡ですね。巨大な朽ちた切り株があります。春日山原始林には樹齢1000年を超える杉があって、なんだか自分が小人になった気分になります。凛とした雰囲気に砂利を踏み締める音、時々鳥の声が聞こえたりと最高です。しんどいですけど。
息子に行こうと言ったが断られた首切り地蔵。
首切り地蔵で柳生街道と並走するのでなかなか懐かしい。昔息子と行きましたな〜平安時代からあるとか言われる石畳を遠目から眺めます。息子はしんどいから早く行こう〜と…
尾根道に出ると長い下りの末、また登り返して若草山まで。
途中 春日山原始林最大の山桜が迎えてくれました。鬱蒼としげる森の天井がピンクに透けてました。デカすぎて桜見えず(笑)
やっとこさ若草山山頂まで。あとは降っておうちまで〜奈良盆地をいつもの矢田丘陵とは逆から眺めて、平城宮跡とか帰路を話しながら達成感に感動する息子。やっぱり高いところに登るのはしんどいけど楽しみがありますね。山頂から見ると若草山が昔火山だった事がよくわかります。火口の無い玄武岩の隆起した火山です。
本来なら鶯の滝まで足を伸ばしたかったですが、今回は息子ギブアップ夏に来たら滝は最高ですよね!鶯の滝含めるとプラス2キロぐらいです。
というわけでフラフラしながら40キロの道程。小3になりたての息子にはそこそこキツい行程だったな?登りしんどくて三回足ついたのが悔いの残る結果とは言え、楽しかったそうです。
今回はシクロクロス車で登りましたが、MTBとかの方がいいかな?空気圧は低めでグリップ強化して登りましたとさ。
皆様も都市の喧騒を抜けってそれほど都市でも無いですが、東大寺 興福寺などの観光 グルメ など込みでサイクリングするにはおすすめ!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!