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MTB リアサスペンションは難しい 〜はじめに フルサスって何がいい?〜

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さて、リアサスペンションの話を書いていこうと思います。それに付随して用語も随時追加していければと思います。この記事の終わりに目次の様にしていければと思います。

(正直荷が重いわけですが張り切っていきます。書いていかないと理解したことも全部忘れていきます故…)

まずはフルサスってどうなの?いやいやフロントサスもどうなんだ?って事でサスペンションについてまず始めます。

サスペンションの利点

サスペンションは衝撃吸収のイメージが強いかもしれませんが、それはサスペンションの縮む作用という一側面です。それと同じ様に大事なのが伸びる作用です。

話はそれますが、元々サスペンションはサグと呼ばれるライダーの体重で縮む量があります。通常は100mmトラベルのサスペンションなら20〜30mmほど(20ー30%)で調整します。体重によってサスペンションの空気圧を調整し、このサグ初期設定をするわけです。

話を戻して、このサグ量がちょこっとした段差を埋めてくれる。重力でタイヤが落ちるとともに伸びていって接地していない状態(時間)を最小限に抑えるというわけです。

まとめると地面からの突き上げを抑え、接地時間が長い為コントロール下における時間が長い!

フルサスになると顕著で、登りの区間でもリアのグリップがかけやすくなる為、トラクションが抜けにくくなり、不意に滑ってしまってパワーロスが生じにくいのが接地時間の長さの効能です。降りだけでは無くサスは働くんです。

一応言っておきますが、フロントサスのみのハードテイルでもフロントが下がればリアは上がるわけで、逆も然り。重心を介してリアにもサスペンションの効能は出るのでフロントサスのみでも効果は全体的に出てきます。

しかし、独立して動く前後のサスはより効果的なグリップや衝撃吸収に寄与するのは当然ですね。

 

欠点

まず上げられるのが重量増加です。フルサスならフルリジッド(前後サスなし)に比べ少なくとも2kg以上の重量増は覚悟しなくてはいけないです。フロントのみでもいくら軽いモデルでも1.3kgぐらいはあるので800g増ぐらいは当然してしまいます。

もちろんここら辺はフレームやホイールの剛性 設計理念に関わってくるので単純に比較できるモデルは無いです…しかしサスをつけるって事は重量増ですよって事。

これに付随して、可動部分が増えるのでメンテナンスも複雑になります。フロントのみのハードテイルに比べるとフルサスのめんどくささは体感10倍面倒です(笑)私のオーバーホール時の私感なのであてになりませんが…特にチェーンに負担がフルサスはかかりやすいですね。汚れ方が違う…(フルサスとチェーンについては後日説明していきます。)

それとペダルの重さです。これにはペダルボブ(後ほど記事にします)が関係してきます。詳しく書くともっと専門用語が出てきちゃうのでここでは避けて、簡単に言うとペダリングの下への力がサスに吸収されて、砂浜で走ってる感じになります。登りには不利ですね。ここら辺がトレードオフなところ…ペダルボブ 重量増加に対して、登りでのグリップの良さによるロスの少なさ…さてどっち??(サスをロックして登りに対応って裏技もありますが、登りはしんどいです…汗…)

 

と言うわけでフルサスって一口にいっても色々ですが、降りで活躍するのはそうなんですけど、クロスカントリー系の登り重視の競技でもフルサスが存在し、その設計には多岐にわたるわけです。そんなフルサスの世界を少しづつ紹介していきます〜期待しないでお待ちくださいませ!

 

次回はペダルボブ!(次の記事へは左のリンクで!)

 

全シリーズ(全10回)

順番に読まれることをお勧めします。

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

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