マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

自転車納車後の調整 から ライディングポジション検討

更新日:

息子のSpesialized Riprock20が納車された。(前記事)

前記事にも書いたが、まだ息子には大きいような気がしながら、とりあえずはじめは慣らし運転をしながら調整。

まずはじめの調整事項は、

  • シートポスト高さ調整(はじめは低く、自転車に慣れてきたら適正な位置まであげるといい。)
  • ブレーキの角度調整(ブレーキの取り付け角度で握りやすさが変わる
  • ブレーキの握り幅調整(子供の手は小さいのでハンドルとブレーキを一緒に握れるように調整)

あとは納車された直後なので基本大丈夫と思うが

 

  • 変速時のディレイラー動作確認
  • ブレーキの当たり確認
  • 各所の緩み確認

などとなると思う。基本的に子供連れで納車してもらい、各部分の調整はしてもらった方がはるかに簡単確実なのでオススメする。その時に簡単な調整法を聞いておいた方がいいです。ワイヤーなどは初期段階で結構伸びが出たりするので、ワイヤーを使うブレーキ 変速は狂いやすい。親のこまめなチェックとメンテはいずれにせよ必要となってくる。

それはさておき、シートポストは一番低くしないと乗れなかったのでそのまま。ブレーキ角度もまずまず。ブレーキの引きしろだけ調整した。

おそらくこのまま平地を走る分には問題ないと思うのだが、少し両腕が突っ張りすぎで前傾が深いかなと思う。カーブするときに持っていかれ気味かなと。このカーブのキレ角でもハンドルの広さも相まって余計に手首に無理があるようにも見える

この体勢だと前下がりのときに体重を後ろに移動しづらく、山の下りでは結構危なめかなといった感想。いわゆるMTBの操る楽しさは味わい辛いセッティング。息子ははしゃいでばかりなのでそれはそれでいいが、ちょっと息子に操作しやすいように変えて見ることにした。ステムとハンドルの変更である。ちなみにこの時点でサドルは前気味にセッティングしている。

そこでライディングポジションの検討だが、簡単にハンドル周りのセッティングで何が変わるかを書いておくと、


ハンドル幅

広い場合の利点は広いほど細かい角度調節がしやすく、軽くなる。このため段差を乗り越えるとき 山などでは石や木の根っこを乗り越えるときにハンドルをしっかり固定しやすいので最近では広めが主流。しかし、広すぎるとライディングポジションが前がかりになったり、狭いところのすり抜けがしにくくなる。それに手首の角度も無理が出る為疲れやすくなる。広い方が下りには向き、狭い方が登りには向く感じとなる。

バックスイープ量

バックスイープとは通常ハンドルは横一文字ではなく少し体側に曲がっている。この曲がり量がバックスイープ。手前側に曲がる為、ハンドル幅が広くても手首の角度が軽減され握りやすくなる。しかしあまり大きすぎるとハンドルに体重がかけづらくなったり、ハンドルの旋回時に体に近くなりすぎる為曲がりにくくなることもある。

ライズ量

ハンドルの車体に対する付け位置の上下。上げるにはヘッドコラムのスペーサーで上げる(あげれるだけの余裕がある場合のみ) か もしくはステム ハンドルの交換によりライズ量を上げるかの選択となる。ライズ量が少ないと前傾姿勢となり、大きくなると体が起きる。前傾姿勢がキツイ方が風の抵抗を受けにくい為スピードが出しやすく登りやすいのだが、視野は狭くなる。起こすと逆の効果がですというわけ。

ステムの長さ

長いほど直進安定性が良くなる。逆に短くなるほどクイックで曲がりやすくなる。この為ステムを長くしてバックスイープなどでその出幅を相殺するのが最近のトレンドらしい。ハンドルそのままで短くすると体が後ろに行くために重心が後ろに移動する。

 

以上の組み合わせで好みのセッティングに近づけていくわけだが、狙い目はやはり街乗りの安全性も考えて視野の確保の為に前傾姿勢の緩和。上半身にゆとりを作って操作性向上を狙っていくことにした。

 

そこで具体的には

  • ハンドル幅を少し詰めて 肘にゆとりを
  • ハンドルのバックスイープを少し大きめにして旋回時の手首の角度緩和
  • ハンドルとステムのライズをつけて上半身を立てやすくする
  • ステムの長さを短くして、重心を後ろにかけやすくする

選んだのはこのパーツ ステムとハンドル

導入前後がこちら

ハンドルの握り位置で 体側に3センチ程度 上にも3センチ程度上がった感じです。

上体にかなりゆとりができました。少しのパーツ変更でポジションの変化は劇的で、息子はめちゃめちゃ乗りやすくなったと大喜びでした。

長くなったのでステム ハンドル選びに必要な規格 取り付けに関しては別記事にします。

ステム ハンドル規格についてはこちら

取り付け記事はこちら

お気付きの方もおられるかもしれないが、ブレーキ調整の際のブレーキの握りが気になります。日常的なポタリングには十分。これでは本格的には山には行けないな…ここの改善には出費がかさみます…

ブレーキレバーに関しては後日報告していきます。

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜

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