もうお正月も終わり通常運転モードで頑張ってますが、そんな中面白い話を聞きました。干支と守護仏のお話。
ちなみに正直私は信心深い人間ではございません。初詣はお祭りのように行き、そして厄年にはお祓いに行ったぐらいのレベル。まあめんどくさいからとかそういうのではなく、生活の節目になってる行事には参加してる感じですかね?
でも奈良で育ったせいかお寺は好きです。仏像を見るのも結構好き。でも、仏様の意味とかは知らないです…面白いな〜って聞いて、3日後には忘れます。なので、忘れないように書いとこうかと思い今回書いときます(笑)
今回写真がほとんどございませんが、行ったことない、写真がない、ってのもありますのでご勘弁を…下の写真は円成寺。
さて、本題にはいります!
私たちには干支が生まれ年によって決まってます。ちなみに私は寅年 息子は卯 嫁が巳ですね。そのそれぞれに守護仏なるものがいて、守ってくださってるそうなんです。なので困った時にはそこに行って願掛けをするといいというわけですね。
ではそれぞれの干支と守護仏です。
子 千手観音菩薩 (せんじゅかんのんぼさつ)
丑 寅 虚空蔵菩薩 (こくぞうぼさつ)
卯 文殊菩薩 (もんじゅぼさつ)
辰 巳 普賢菩薩 (ふげんぼさつ)
午 勢至菩薩 (せいしぼさつ)
未 申 大日如来 (だいにちにょらい)
酉 不動明王 (ふどうみょうおう)
戌 亥 阿弥陀如来 (あみだにょらい)
こうなってますね。結構被ってる年もあるので8種類の仏様となってます。
これをもとに奈良のお寺を調べてみますと、たくさん出て来ちゃって収集つかないので、有名どころと言いますか、国宝とか重要文化財とか何か冠がついた感じのところを選んでみました。
子の千住観音菩薩といえば、奈良市にある興福寺(こうふくじ) 木造千手観音菩薩立像です。興福寺といえば木造五重塔では京都東寺に次いで2番目の高さを誇る立派な五重塔を備え、奈良の世界遺産 古都奈良の文化財の一角を担ってます。東大寺や春日大社などお詣りとともに行きやすい観光スポットですね。
丑寅の虚空蔵菩薩といえば。大和郡山市の額安寺(がくあんじ)です。日本最古の虚空蔵菩薩が祀られており、聖徳太子ゆかりのお寺とのことですね。奈良時代の作、今から1200年も前に作られたとのことですね。凄まじいです。これぞ信仰の力ですね。
卯は文殊菩薩ですね。文殊菩薩で奈良といえば安部文殊院(あべのもんじゅいん)です。日本三文殊のルーツになる文殊様で、ちなみにこの阿部文殊(安倍文殊院 奈良) 切戸文殊(智恩寺 京都府) 亀岡文殊(大聖寺 山形)の三つとのことです。切戸文殊は股覗きで有名な天橋立の付け根にあるので、有名ですね。
受験生には神社の天満宮 お寺の文殊院は鉄板なので馴染み深いというか皆が一度は訪れる感じかな?
辰巳は普賢菩薩です。普賢菩薩は像の上に乗っているという菩薩様。奈良では天理市 長岳寺にあります。この長岳寺、私は今までなんとなく聞いたことあるな〜程度でどこにあるのかなと調べていたら、日本最古の古道と言われる山辺の道(やまのべのみち)沿いにありました。なるほど横通ってたわけですね…なんとなくマップで調べてると絶対に目にしてるわけで頭の片隅にあったと…
この山辺の道は奈良の桜井市から奈良市の平城宮跡に至る古道で、奈良盆地の東側、寺社仏閣の横を通る30キロ弱の古道なので是非奈良満喫ハイキング サイクリングの際にはいいですよ!オススメです!
午の方は勢至菩薩です。奈良では喜光寺が有名。奈良の東大寺大仏殿を作った行基(ぎょうき)が創建し、大仏殿のを作るにあたり、試しに作ったのでは?なんて言われてるお寺。御本尊は戌亥の方の阿弥陀如来となってますが、その脇に勢至菩薩もおられます。南北朝時代の頃の作との事です。
この南北朝時代頃から後は、奈良県自体あまり歴史の表舞台に立たないですよね?そんなイメージですな…
この喜光寺は由緒もさることながら、蓮の花が有名。蓮は夏の花なので、暑いですけどその頃訪れるのがいいのかな?
未申の方は大日如来です。大日如来で奈良といえば圓成寺(円成寺)は奈良の東側、柳生街道に面する真言宗のお寺。このお寺の御本尊が木造大日如来坐像で運慶作の国宝です。お庭でも有名でいいお寺。
春日堂・白山堂の社殿も国宝に指定されていて見応え十分な感じですね。
酉の方は不動明王です。これが困りました。奈良で不動明王…そもそも不動明王は人気で正直どこにでもある。なんなら道端にも地蔵感覚で鎮座されてることもしばしばですね。人気の高さを物語ります。ここからピックアップというのは大変難しいですが、一番に思いつくのが金剛峯寺(こんごうぶじ)の蔵王権現じゃないでしょうか?吉野の桜は関西では有名で表千本 中千本 奥千本と咲き誇ります。その吉野のにあるため、関西の方なら桜見物で一度は皆さん来たことがあるのが蔵王権現じゃないですかね?でも、開帳時期が限定されておりいつも見れるわけではないところが難点…先に紹介した額安住にも有名な不動明王があるそうで、各所に名仏があるものですね。
滝行の場所にも不動明王がいつもあるので、山中をMTBでうろついている時にもよく出会います。
戌亥の方は阿弥陀如来で、先ほど紹介した喜光寺ですね。
というわけで奈良のお寺ばかり紹介しましたが、是非皆様の街でも調べていただいて、もしよかったら奈良に来てもらって、サイクリングにご活用くださいませ!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!