このブログを読んでいただいている方でバブル経済を知る人はどのぐらいいるだろう?かくいう私も中学生時代にバブルは崩壊しましたので知っているわけでもないです。
物心ついた時にはグングン伸びる経済成長で育ち、バブルが崩壊したのが中学生の頃、両眼がやっと開いて何となく世間を見始めた頃はもう崩壊と不景気の一途、山一証券の破綻の社長会見の日は確か近鉄奈良駅前の山一証券ビル開業の日で、1日も営業しないまま役目を終えるという奈良県民として証券会社と縁もない若造にとっても何とも象徴的な出来事になりました。
そんなバブル経済が残したレジャー施設は数多く、大規模開発といえばスキー場やゴルフ場を含むレジャー施設。万博ブームの遺構が全国各地に残ってます。
そんなスキー場は今、スキー人口減少でかなりのダメージ、しかも2019年度は記録的な雪不足で廃業が加速、そして今年2020年度はコロナの影響でどうなることやらという状況…今国内全盛期から30%まで減ったというスキー人口を支えていた海外からのインバウンド需要が危機です。
関西のスキー場もかなり減ったように思います。なんでもリフト本数三本以下のスキー場は赤字経営率が顕著らしく、リフトなどの施設の要、ケーブル交換ができないまま廃業が相次いでいるとのこと…。ケーブル寿命はでかいロープウェイで50年ぐらいらしく、リフト程度だともう少し短いらしいです。
それでは夏利用を促進してMTBerに開放か?!って我々からすると思いたくなるんですけど、実際できるのは冬も黒字が出ているスキー場中心に余力があるところに限定されるということですね。
私のような素人考えではせっかくあるリフト施設なんだから稼働させて客呼び込みをすればいいんじゃない?って思ってしまいます。もちろん思うように集客できるかどうかが鍵ですが、事態はそれほど単純でもない模様…
詳しい方に聞いてみるとリフト稼働のケーブル負荷は乗客がいるいないにかかわらず発生するので、施設劣化と施設更新の費用を考えると、MTBの場合、例えばゴンドラとかでも一人占有する確率が高く、かなり利益率が下がる。単純に考えても6人乗りゴンドラに二人乗せても33% 一人で乗る そもそもゴンドラに空きが出るとなれば、電気代以外のケーブル維持においても厳しい現状があるとのこと。
そこをなんとかって感じでゴンドラとかリフトを間引いて運営…と言った感じになるわけですよね。それに加えて当然のことながらコース整備と人件費云々…ということで、いろいろかさみます。
踏ん張りに踏ん張って、リフトは動かさずにトラックで運搬なんていう一見非効率な方法で運営するところも出てるという感じらしいです。
なるほどな〜って感じのMTB事情だけど、微妙に盛り返してる感のある昨今のMTBですが(希望的観測…)、スキー場の救世主とはなりにくい実情を知りました。
そんな中唯一の関西リフト付きMTBフィールドかアップかんなべは貴重な存在。是非もりてて行きたいもんです。今年は行けなかったけど、来シーズンは行きたいです。
MTBダウンヒルのメッカ フジテン 富士見あたりのゴンドラ付きフィールドにも足を伸ばしてみたい…そんなこんなで今年は気分だけでもスノースクートしてみよっかな?ってね。
今から楽しみですが、とにかくゆぶねMTB LANDの整備もしなくっちゃ!ゴンドラなしでも十分楽しい関西NO1フィールドを目指しましょう!って私は手伝いなので怪気炎あげても知れてますがね。
とにかくMTBの裾野を拡大です!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!