前回記事でとりあえず材料は揃ったって事で、早速取り掛かります。
台座などのパーツが揃わず、暇に任せて磨いたフォークです。当初からするとかなり変わりましたが、同一のものです。(ミラーポリッシュについてはこちらの記事)
A2Zのリアブレーキ台座増設キットです。これが取り寄せに時間かかりました。wiggleでしか取り扱いがなく、イギリスからの空輸と相成りました。3800円。
もちろん前後のブレーキキャリパーあります。機械式です。ワイヤーは800円。
息子の油圧ディスク化でとっておいた新品のディスクです。マグラ製のちゃんとしたやつですね。
ちなみに今回の私のホイールは6ボルト固定ですが、シマノのセンターロック式では上のディスクローターが必要になります。6ボルトタイプが主流ではありますが、センターロック式の方が軽いそうです。
六ヶ所のネジで取り付け。様になりますね。
フロントは台座に固定するだけでいいので簡単です。ブレーキワイヤーに関してはこの記事では割愛させていただきますが、それほど複雑でもないです。
ここで仮組み。フロントフォークの高さ、バランスを確認。 さて!あとはリア台座取り付けてディスクキャリパー ワイヤー取り回せば終了!と行きたかったのですが、ここからが苦難の道でした…とりあえずA2Zのキットの梱包を開けて説明をして行きますと。
こんな感じで入ってます。本体と取り付け説明書ですね。
ばらすとこんな感じ。黒いパーツが内側。銀のパーツが外側です。あとは固定用のネジです。黒いパーツの上の部分二つのネジ穴がありますが、これがディスクブレーキ の台座です。
このリアエンドのフラットな部分に、二個目の写真で見える隙間に挟み込んで固定する感じですね。
ディスクブレーキ台座がインターナショナルなので、160mmのポストマウントに変更するためのアダプターを取り付けたのが上の写真です。(マウントの種類に関してはこちらをご参考にしてください)
そこで、黒いパーツを内側に滑り込ませるわけですが…入りません…
この段差になっている部分にリアエンドのフラット部分が収まるはずなんですが、フラットな部分の大きさが足りません。
裏から見るとこんな感じです。二本の股の間 丸く窪んでいる部分にホイールの軸がハマります。ここまで差し込んだら
上の部分がはみ出します。そもそもシートステーのふくらみが邪魔…これではキッチリブレーキが取り付けれません。 ここで重要なのは軸とキャリパーの距離が適正かどうか。要するに軸に直径160mmのブレーキローターが来るわけですから、
この角度でもいいわけです。とりあえず一周軸を中心にグルグル当てがってみます。一番いい線いくのが上の写真です。
でも、入りません…ここは削るしかないです。ここで少し考えます。上の部分を削るか下の部分を削るかですね。 あってるかどうかはさておき、私の答えは下。ブレーキング時にタイヤの回転方向に力がかかるため、この取り付け角度だと上から下に力がかかるわけで、強度を保つため上を残して下を削る案です。
アルミの削り出しなので、金ヤスリで削れます。少しづつ削りながらフィットを見つつ5mmほど削りました。
カパッと入りました!いい感じです。
外プレートと共締めしていい感じですね!がっちり止まりました。銀プレートとフレーム部分を軽くサンディングして摩擦抵抗を増やしてズレを防いでます。 しかし、右側の嘴のような部分が宙ぶらりんですね。本来だとフレームに圧着されて、回転防止の役割を担ってくれる部分です。このパーツはカーボン板かなんかで自作しますかね?今後の課題にしておきます。
取り付け後はこんな感じ、メカメカしいエンドになってしまいました。個人的にはこのガチャガチャ感はたまらないですけど、正直ブレーキが後ろに突き出してるこの構造は褒められたもんではないですね…破損の恐れがあります。
ブレーキワイヤー通してきて、完成後はこんな感じです。ハンドルやらのパーツも付いてますが、そこらへんはまた次の記事にでも書くことにして、とりあえず作業は終了です。ディスク化なんとか成功したってことで… 一応まとめとして、
- こういう汎用パーツはつかない時のダメージが大きい。
- そもそもリムブレーキ設計のフレームなのでフレーム強度が心配
- つける角度が変わったのでリヤタイヤ外す時に全パーツバラさないとできない…
などなど難点山積みな感じですけど、手のかかる子は可愛いのも事実。可愛い愛車 いや嫁のMTBの完成ですね。 後のパーツについては次回報告します。 MTB旧車カスタム KillerV 500に戻る ではではオススメできないカスタムですけど、困った時に少しは参考になればと思います。皆様にもよきサイクリングライフを〜