マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

息子の練習用バイク…

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先日Yamaさんに稽古つけていただき、楽しい時間を過ごした件は書きました。その最後に書いてましたが練習用バイクと実走用のバイクを分けた方がいいという点。もちろん息子の主戦場がMTB、副としてシクロクロスという感じになってますが、これからどうなっていくかは別として、基礎練ってのは大事。

練習用のある意味 極端な設定のバイクで練習して、実走に生かす感じかなと私は解釈してます。

Wikipediaのポケットバイクから写真をお借りしてきましたが、これはオートバイです。異常にちっさいバイクに乗ってレースしたりするんですけど、私も中高生の頃に近所のポケバイ場に遊びに行っては乗り回した経験がありますねえ〜懐かしい。

このポケバイ、実はオートバイレーサーの間ではハングオンと呼ばれる膝を擦りながらコーナリングする練習に使われたりするそうです。定速度域で、極端に重心が低いマシン 地面とも近いために膝すりはしやすく、重心移動なんかはすごく勉強になったり、そもそも倒し込める勇気と自信 感覚を掴むのにはいいらしいです。

なので(私の解釈では)それと同じことだとは思うのですけど、練習用バイクは小さい方がいいとの事。息子のMTBは24インチですけど、フレームは20インチのものを使用し、今はフレーム残してほぼほぼ別の自転車に変わり果ててはいます。20インチフレームに拘ったのも取り回しのしやすさです。子供の服と同じでとにかく少し大きめを買いがちなのは自転車でも同じ。しかしMTBとなると自転車の操作が第一なのでスピードよりもテクニック重視で来ました。

しかし〜それでもデカいか…痛いところを突かれた感じ…もちろん今の息子のMTBは操作してるところを見ていてもいい感じの軽さと操作性だとは思います。しかしフロントを上げたりというトリック面ではまだまだ重く、体力面でも限界な面もあります。

重さというのはディレイラーなどの重い装備が後輪に付いていたり、そもそもタイヤもデカくて重いです。同じ重さでも中心に重いものが寄ってたらそれの方が取り回しは軽いです。

そこで目をつけたのが息子のファーストバイクという訳。ちょうどシングルスピードですし、軽いとは言い難いですがまあまあ行けるかな?って感じ。一応ハンドルもアヘッドタイプだし、まあまあステムとハンドル変えるのは簡単に行けそうだなあというわけ。

意外と練習用バイクにファーストバイクを再利用なんて記事 ブログ的にも面白いかなあ〜なんて思ってはいました(笑)

しか〜し後輪がコースターブレーキなんです…ちょこっとタイヤ圧張って乗せてみましたけどブレーキ効かない…それにBMX用のハンドルステムを買うと1万はするなあ…という難題が出てまいりました(今のハンドルステム一体型なので)。

そうなってくるといい面よりも悪い面ばかりに目が行き始める始末…フレーム強度はそれほど高くない設定でしょうし…。

まあスタンディングとかコーナリングの練習だと問題ないような気もしますけどね。どうなんだろう…

 

となってくると気になり出すのがBMX(フリースタイル)とかトライアルとかのトリッキーな車体。

これは低価格でも本格派と言われるHaro BikesのBMXです。BMXは大人でも20インチとか乗ったりしますのでちっさい車体を振り回したりって感じですね。これは一つの選択肢。ここで普通の自転車との決定的な差は

ここです。BBドロップと呼ばれる部分。

息子のバイクでこんな感じ。前後輪の軸に対して少し下ですね。これでもフロントフォークが長くなってるのでこのぐらいですけど元車の設定はもう少し下です。

そもそもこのBBドロップって何?って話ですけど、基本上に有れば+〇〇mm 下にあれば−〇〇mmと表記され、下にある方が高速で安定します。

極端な話ロードバイクではもっと下にあります。不安定さはクイックさとも言える部分で、より少ない入力で車体の体勢を変化させることができる為 コントロール重視の練習には持ってこいというわけですね。

逆にBBが低いと地面とペダルのクリアランスが少なくなるので悪路走行を考えた場合BBの低さは命取りですね。

話を変えてコントロールのクイックさという事で有れば、ホイールベースというのもあります。いわゆる前後輪の距離です。短いほどコンパクトで旋回させやすく、高速では不安定となり、小さいタイヤではクイックになっていくのでBMXとかではとにかくコンパクトになるってわけ。色々トリックをしながら基礎を学ぶにはいいかな〜という感じ。

しかもガンガン当たって転けてを想定してるので頑丈です。

それに対してトライアルバイク。Jitsieというトライアルではメジャーブランドのバイク画像をお借りしてきました。独特の風貌ですね。そもそもサドルがない…そうです元々座ることなんて想定してない車両ですね。

極端に詰まったチェーンステイレングス(リヤセンター) 先程のBBハイトも高く、クイックの塊のような車体。基本的に静止(スタンディング)状態からの挙動が多いのでギア比は軽軽ってのも大きな違いです。

 

ここでYamaさんからの意見として、トライアル車はそもそもダニエルという後輪のみで立ってピョンピョン飛ぶ動作を基本として設計されているので、ピーキーすぎてちょっと…って感じらしいです。MTBの練習にはどうかな?という意味だとは思いますが、逆にMTBでトライアルにでられる猛者もおられるそうです。しかもトライアルとなるともっとサイズには敏感な競技になるのでサイズアウトする車両が増えるのも面白くないですね。こう考えるとまだBMXの方がよっぽどか現実的。トライアルの技を練習ごっこというスタンス(笑)で行きたいな…

 

というわけで話を戻して、改造していくのか否か…息子のファーストバイク…揺れる親心…

息子のファーストバイクはBMXにすりゃあよかったと今更ながら後悔することしきりですわ…まあ今の展開は予想できてないから当然なんだけど…

もし買うとすると次の26インチになった時に絶対テクニック練習用バイクは必要です。今の24インチを大改造して練習用バイクに!ってのもあるけど、次の26インチお下がりフレームをいただけるとすると、私も放出するフレームが必要なのは当然ですからなかなか考えものですな…

(ちょこっと練習用の考察をしました。こちらもどうぞ〜)

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

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