さて今回は高圧っぽい洗浄機自作への道 第2回です。1回目では選択肢について書きましたが、今回はより具体的に見ていきます。
白羽の矢を立てたのがこれ。フルプラ製のDia Sprayerです。3L 5L 7Lの3種類あるんですけど、ここはケチくさいこと言わずに7Lかな?
これは農薬などの散布用加圧式スプレーです。圧力は5気圧(kgf/cm2)までで、安全弁がついており5気圧以上になると安全弁が開き圧が抜けます。安心設計ですね。このタイプは実際レース会場で洗浄に使っておられる方もいます。
実際のところは5倍の耐圧があるらしく、もっとあげれる模様…まあこれは現行で行ってみたいな…怖いので。
この動画見ていただくとわかりますけど、安全弁が作動するまでポンピングして5気圧まで上げてからの使用らしいですね。本物を見てないので何とも言えないですが、例えば7Lの液体を一回のフル加圧(5気圧)で全て排出させようと思うと少なくとも1.75Lの予備空間があれば、懐かしの”ボイルの法則”に従うと8.75L(7+1.75L)に膨張するので排出可能という事になりますので、おそらく空気室は9〜10Lのタンク容量という事になる感じですかね?
動画見てても何かと頼もしそうな感じ。
5気圧だったら私のマキタコードレス空気入れで問題なく充填できる気圧ですね。これも電動化的にはクリアできそう。(マキタ電動ポンプに関してはこちらの記事)
こんな車のシガーソケットから給電タイプのポンプとか
充電も可能なコードレスタイプの電動ポンプでも可能です。
しかし、マキタのものもそうですけど、コンプレッサー部分が加熱しやすくて商品によっては使用時間が制限されます。
話を戻して電動ポンプの取り付けは
車用タイヤバルブの中でもアウトサイドバルブを容器に穴あけして取り付ければオッケーかな? このアウトサイドバルブってのがミソで、インサイドバルブだと裏側からナットで閉めないと取り付けできないので、アウトサイド 容器外側にナットが来るようにすればいいかなと。
ちなみに車は米式バルブですので、自転車界でも米式 仏式両対応のものが多いのでクリアできます。私のマキタのは米式対応です。
後は洗浄中の空気の吐出しスピードとポンプによる供給スピードの兼ね合いがどのぐらいなのか?吐出しの方が多ければ徐々に減圧されますし、上回るようなら途中で自動停止するはず。
もし供給スピードが極端に遅い場合、水を減らして空気量を増やすか、もしくは
空気室を増やすためにチューブレスタイヤのビード上げ用 ブースターボンベ。ちなみに米式対応なので抜かりありません。これもいつもトランクに入れてるので予備の荷物増えない!
なんだかうまくいきそうな気がしてきた〜って感じですが、一個引っかかるところが…
5気圧って凄そうだけどどのぐらいよ???
で、調べてみると…0.5Mpa(メガパスカル)…
ちなみに水道の圧力の倍ぐらいだそうな…心折れそう…
でも考えてくださいよ、ホースからドボドボって出してるのと シャワーでは根本の水圧が変わらなくても小さくなった分勢いよく出ますよね?ホースを思いっきりつまめば結構な勢いになります。それの元が倍ですよ。なら先端形状次第でそこそこいけそうな気もする。
で、前回も考えてたアイリスオーヤマのポータブル高圧洗浄機は2.2Mpaはすごいね…でもね今手持ちのタンクは10L容量のだから、毎分1.8Lだと6分で空。しかも高圧洗浄機って水切れて空回しすると一気に負荷が無くなるんで故障の元らしく、やっぱり水供給は大事です。
6分あれば2台ささっと洗えるかな?微妙…タンクの増設は必須か。
って事で実際問題0.5Mpaの実力とは?って事で調べていくとありました。
ケルヒャーOC3 この機械は0.5Mpaです。タンク容量4L 外部タンクからの自動給水も可能。充電式の15分稼働。 2L/分なので内蔵タンクでは2分稼働って感じの低圧洗浄機になるとの事。低圧洗浄機そりゃあそうだな…
この商品に関しては動画がめちゃめちゃ上がってるので参考になります。
なるほど、これがこの水圧の実力か!頑固にこびりついたものは厳しいけど、現地で完全に乾かないうちにサッと洗えば何とかなりそうな雰囲気です。 レース会場で洗うにはまあ十分かな?って気がしてきました。この方で給水一回なので4L使って大きなバイクを一台洗われてるので、予備タンクさえあれば気にならないかも。でもお高いなあ…
そもそも気圧とMpa(水圧)で比較してますけど、これって私が魔改造していこうとしてる手押しタンクは空気を圧縮して水を押し出すんですけど、高圧洗浄機は水そのものをポンプで押し出すんですね。調べて行って初めて知りましたわ。そんなこと考えたこともなかった。
なので高圧洗浄機って10Mpaとか出せるんですね。そのかわり水切れするとポンプが空回りして壊れやすいって感じ。納得納得。
で、回り回って、まあ安かろうって感じかもしれないけど本体 バルブ代含めて6000円で済みそうなってのが魅力。
もっと抑えていくならこれとかもありだけど、充填気圧かいてないし、リンク先の商品紹介動画見てると水量が多そうですね。確かにオートバイとか車洗うとなればある程度の水量が一気に出ないとやってられないでしょうからね。
やっぱり少し高めだけどフルプラの7Lで決まりかな?
ではでは次に続く〜まあブログ的にも突っ込んでみるかな?あんまりだったら家の網戸掃除にでも使ってみますわ!軽ーい気持ちで行こう!次回は第3回フルプラ届いた!フルプラ詳しく解説編!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!