シマノツールボックスでできることシリーズ
ホローテック装着のMTBが手に入ったので報告。スクエアテーパー オクタリンク ISIS 番外編でBB30の記事はこちらへ。
ホローテック2とはシマノが提唱するBBの規格。既存のJIS規格のBBにネジで締めこむタイプではあるが、今までとの差はベアリングがフレーム内に配置されるのではなく、フレームの外側にでっぱる形でつくところ。その分、クランク軸を太くすることができるため、軽量化 高剛性を図っていけるCannondaleのBB30に対抗すべくできた規格。今現在はこの規格がシマノの主流となっており、各シマノのグループセットに組み込まれている。
今回私が購入したMTBのダウンヒルグループセットの廉価版ZEEも御多分に洩れずこの規格と成っている。
このチェーンリングが付いている右クランクにクランク軸が付いており、
この軸がホローテックBBをつらぬき左クランク側に出てくる構造になっている。
この軸を挟んで逆側に左クランクが付いている感じであるので、左クランク部を外せば両方取れる2ピース構造というわけ。
なので、左側からの作業のみとなる。
これが左クランク。全部黒いのでわかりにくいが、真ん中に花形のクランクボルトが見える。
これを外すのがこの工具。これまた専用工具。これもシマノのツールボックスR20RTL0029Xに含まれている。
ツールはそこそこ持ってるけど、ホローッテック関係は持ってない方はこんなのもあるのでいいかもしれません。内側がクランクボルト用 外側がホローテック2 BB本体を回す工具となっていて、同系統の作業工具が一つにまとまっているのはいいですね。
外しますと、こんな感じです。これだけではクランクは外せません。
クランクの端にアーレンキーの穴が見え、内側にネジの尻が覗いてます。両サイドから締め込んでいる感じにってますので、このネジを両方緩めると
ズポッっと抜けてきます。ここまでくれば、反対右側 クランク側もフリーになっているので引き抜けば終了です。
勢いよく引き抜くとこのようなスペーサーがこぼれ落ちるため、気をつけて行ってください。BBの幅によって枚数が異なりますが、3枚の場合、右(クランク側)に2枚 左側に1枚。もしくは一枚しかなかったよ!という方は左側にのみ1枚です。
結構クランク周りはグリスがべったりなのでクランク軸に張り付いてる場合もあるのでしっかり確認して、無くさないようにしてくださいね。
ではではホローテック2 クランクの脱着でした。
皆様にもよきサイクリングライフを〜