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Cannondale Habit Carbon3 2016を近代化?アップグレードカスタム! 改造

ワンバイ化 リア編 ジャイアントコグ装着 ディレイラーケージ交換

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フロントがなんとか終わったところで、もうすでに効果は出ているところだが、ロー側の拡大をしていかないと急坂への対応不足とのことで、今回はリアの構成変更を試みることにします。

ギア比の構成などは前記事フロント編を参照していただければと思いますのでここでは置いておきます。

この1x10構成というのは2018年現在もうかなり時代遅れになってきているので、これから紹介するOne Upの商品自体 数ヶ月前に廃盤になっており入手が困難になってきているので、おススメしても仕方ないが、今後動きのあるロードのワンバイ化などの動きや 11sのワイドレシオ化する方の参考になればと思います。上の画像にあるように叩き売り状態の物を滑り込み入手。

まずは梱包をとくとこんな感じ。42tの緑のコグと16tの銀色のコグそしてスペーサーが入っている。10段な訳だから一枚追加したら一枚抜くわけだから、一般的に17tを抜くことが多い。実際スプロケットは塊になっているので、17t以下しか抜けない構造にはなっているわけだが、17tを単発で抜いてしまうと15tの次が19tになりいきなり次が22tとかなりつながりが悪くなってしまう。これを解消するために15t 17t両方抜いて16tを入れることにより変速をスムーズにつなげる構成となっている。11-13-16-19-22…という構成になる。

システム構成が分かったところで、早速バラしにかかります。

まずリアタイヤを外して、スプロケットのロックリングを解除、スプロケットをフリーハブから抜き取っていきます。(この工程がわからない方はこちらスプロケット脱着をご覧ください)この際綺麗にしていきましょう。

バラバラになりました。ここで確認シマノ スラム10sの規格では共通のフリーハブ構造になってますが、ワッシャーの位置が違います。

この図にある通り、中に入れるのか外に入れるのかが変わってきますのでご注意を。下の写真のように42tのコグ表面にも印字されています。(届いた時にスラム用を買ってしまったと頭を抱えたのち、裏返してホッとしたのは秘密です)

ワッシャーの位置を守りつつ組み上げていきます。42tは突起のある部分が36tと接する部分です。

私はシマノなので緑のコグの前にワッシャーかましてます。ロックナットまで閉めた状態。結構かっこよくなりました。

これを装着したら終了とはいきません…

これが42t導入前の状態。一番ロー側の36tにディレイラーをセットした時で、この時点からいっぱいまでディレイラー調整すると、一応42tでも変速可能なのですが、ハイ側が離れすぎてしまい安定しません。落差11〜36tの25から 11〜42tの31に落差が増えた弊害ですね。

そこでプーラーの内側のゲージを交換して11〜42tに最適化を図ります。

そのキットがこちら。この部品をリアディレイラーに導入して、ディレイラーの可動範囲を増やしていきます。

このようなディレイラーハンガー側に取り付けるエクステンダーもあります。これで可動域を広げていく感じですね。とりあえず私はプーリー側をいじっていきます。叩き売られてたのでお安くジャイアントコグとセットで購入しました。

 

まずはチェーンを切ってディレイラーに力がかかってない状態でディレイラーを外します。テンションかかってる時点でネジを緩めると、バネの力でハンガーかネジを破損して、最悪ディレイラーも壊れますのでチェーン解除は重要。今回はプーリー部分を改造するので完全にチェーンを抜き取ってから作業します。

ディレイラーの付け根指差しているところを緩めていきます。ちなみに先ほどのエクステンダーは指差している部分を交換する形ですね。

ネジを緩めて取り外しました。(ディレイラーハンガー部分を外した方がいいです。写真は一個横の部分を外してしまってます…)

プーリーは上下二つあるので、どちらも外していきます。歯車の真ん中のネジを緩めると簡単に外れます。

両方とも外せました。相当汚れていたので洗浄もしました。いわゆるセラミックプーリーとかに変更するならこのままプーリーを交換してしまえばオッケーですね。比較的すぐできちゃうチューンなので興味津々ですね。

それはさておき際に進めます。今の部品は全部使う部品なので保存しつつ。

今から写真に写ってる方のケージを取り去って、新しいケージに変えていくわけです。そこで、銀色のレバーでスタビライザーをオフにそして右下に写っている銀色のネジを取り除いていきます。この時グイッとディレイラーを開くようにして緩めていきます。

先ほどの銀色のネジを取り去ると時計回りに半回転しこのように伸びます。これで内部のバネが解放されました。部品が飛び散る心配はありません。

ここから真ん中の軸になっている丸い部分を開けていきます。3箇所で止めてあります。

開きました。縁に細いパッキンがありますので大事にそっと開けます。中に見えるドーナツ状の部分がクラッチ。

そのドーナツ状の部分にアーレンキーを差し込み解除していくと…

裏側の蓋が開き、内側のケージが外れます。そしてバネが出てきますが、このバネが先ほどのケージを半周させたバネですね。

バネを外すと蓋も取れてくるので

元の場所に戻しておきます。

さて、内側のケージが外れました。これを新しい緑のケージに変えていきます。微妙に穴の位置が違いますね。でも長くはなってない??重ねてみてもあまり違いがわからない…とりあえずまた戻していきます。

同じように組んでいきます。まずはこのワッシャーのようなものを装着。

次にバネを装着

どの穴にバネを入れるかは書いてあるので、私の場合DEOREを選択。

しっかり戻していきます。この時反対側からもアーレンキーを差し込んで閉めていきます。

指定の8Nmで閉めていきます。トルクレンチで閉めました。裏返して…

きっちり蓋をして3箇所止めていきます。

次にプーリーを戻して完了な訳ですけど、ここで気づきました。このケージには新しいネジが付いていたんですけど、二つを比較するとこんな感じ。

緑の方は銀色のネジの右横に一段上がった丸いネジ穴があると思います。これがプーリーを止めるネジ穴。つまりプーリーのつく位置が少しずらされているわけ。これで少しケージを長く使ってスプロケットの大型化に対応してるわけですね!全体的な長さが増えるともちろん山道なのでディレイラー引っ掛けて破損ってこともあるので、全体長を増やさずに対応してるってことなのかな?さすがよくできてる。

感心しすぎて忘れるところでした。ケージを反時計回りに回して回転どめのネジを装着していきます。

これでやっとプーリー装着に移ります。

両方止めたら完成です。

で、最後にコグが大きくなった分チェーンが短いので新しいチェーンもちろん10s用を装着、ディレイラー調整して終了!

この2日後とりあえず山道行ってきましたけど、とにかく快調!チェーン落ち無し、変速もロー側に少しの渋さ、42に飛ぶ時にちょっとガタつきますが後は少しづつ微調整します。特にチェーンラインの調整ですかね?(チェーンライン調整記事追加しました)

って事でワンバイ化報告でした!

 

ではでは皆さまにもよきサイクリングライフを〜

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