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Cannondale Habit Carbon3 2016を近代化?アップグレードカスタム! 改造

ワンバイ化 フロント編

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前回の記事で思い切ってワンバイ化に向け舵を切ったわけですが、まずはフロント編。

前回もギア比に関しては色々書きましたけど、ここでおさらい。

リアのスプロケットは11ー42の10sに変更するので、それに合わせたギア比を考えていきます。私の導入するOneUp Components のコグセットはロー側に42を一枚入れる代わりに15 17tの二枚を抜いて16tを一枚入れることで、変速の段差を少し解消している商品。

11-13-16-19-22-25-28-32-36-42

こういった構成になっている。(太字が追加コグ)

現在のフロント二枚のギア設定。上がインナー下がアウターになっている。それぞれ赤字のところがかぶりのない部分で、20速ある内で使えるのは実質14段の広さとなっている。

こちらがリアを42tまで拡大してフロント歯数を三通りシュミレーションした表。上と見比べてもらうとわかりますが、28tではロー側が1.5なので現在のロー2段の中間、ハイ側が上二枚を犠牲にする感じ。32tではロー二枚を犠牲にして上を一枚犠牲にする感じ。30tはその中間で上下一枚ちょい削る感じです。

これを見る限り、最ローと最ハイギアを犠牲にする30tが一番いいようにも思いますけど、中間買ってしまうとその後の対策が取りづらいので、ちょっとどっちかに振った設定に。

そこで出した決断が、32t。これでもう一つ登りにくければ28tに将来的に使い分けれれば面白いかなと思い購入。

この時に同時にONEUPのジャイアントコグとそれ用のディレイラー ケージを購入したので、しめて99ドルでした。送料込みで13000円ぐらい。

まずまずカスタムとしてはお手頃ですね。

 

というわけで、フロント二枚を取り外し シングル化をしていく作業に移ります。

  1. チェーン切る
  2. クランク外す
  3. 旧チェーンリング外す
  4. フロントディレイラー、シフター外す
  5. 新チェーンリング装着
  6. チェーン再リンク

この6ステップ。使用する工具は

こんな感じです。アーレンキー ペグスパナ コッタレス抜き モンキーレンチ チェーンカッターです。三つ目のコッタレス抜きに関しては自転車の仕様にもよります。

私はこのセットとモンキーレンチで行いました。(ツールボックスレヴュー記事はこちら

 

1 チェーンを切る

これをしないとフロントディレイラーが撤去できませんので、最初の作業ですね。手順通りチェーンカッターのくぼみに合わせてグリグリハンドルを回すと外れます。ちゃんとチェーンの真ん中をピンが押すようにしますと、カチッとピンが抜けてきます。チェーンを引き抜いたら終了。初めての方はリアディレイラーのどこを通っているのかは確実に見て置いてください。

 

2 クランクを外す

クランクを次に外すわけですが私のバイクのクランクはスリーピース型のBB30。スリーピースでも コッタレス抜きでスクエアテーパーのBBなどは作業できますが、残念ながら普通には外れません。

まずフィキシングボルトを取って、スクエアテーパーのコッタレス抜きを用いてなんとか取り外す。(クランクの脱着については詳しくはこちらの記事を参考にしてください)

3 旧チェーンリング外す

取り外したクランクからチェーンリングを外します。アーレンキーで4箇所外したら外れます。前二枚だったので内側からもインナーも4箇所外したら終了。クランク BB周りは力が集中するところなので何かと締め付けトルクも高め。汚れも手伝って本当に外れにくい。

外れたと思っても内側のナットとくるくる一緒に回ってしまって外れないってことも。こういう時にこのペグスパナで裏から抑えてアーレンキーを回せばオッケーです。

スッキリ外れました。外側4つのボルト穴の対角線距離が104mmになっていて、いわゆるPCDとかBCDと呼ばれる規格になってます。

4 フロントディレイラー シフターを外す

フロントが一枚になるのでディレイラーは不要。ついでにシフター ワイヤーも不要です。まずはワイヤーエンドをカットして行きます。私の場合再利用の計画が今のところないですけど、シフター側のタイコを切ってしまうと再利用できなくなるのでディレイラー側のエンドを切りました。

切って仕舞えば、ワイヤー止めているボルトを緩めて、ワイヤーは引き抜きましょう。ある程度引き抜いておかないとワイヤーで手を怪我します。意外と刺さりますのでご注意を。

フロントディレイラー付け方にもよりますが私の場合リアサスのコネクト部分に二ヶ所で直接ねじ止めされてました。白い縁取りの穴がその取り付け穴です。

悲しいことにチェーン落ちした際の傷がフレームに…ここはまたの機会を見ながらタッチペンなんかで塗装した方が良さそうですかね?

次にシフターを除去して行きます。シフターとブレーキが一体化しています。

裏から見るとこんな感じ。ブレーキレバーの基部にボルトで1箇所固定されているだけなので、少々狭いですけど、奥の銀色部分のボルトをアーレンキーで緩めていくと

無事取れました。あとはワイヤーの固定部を緩めて引き抜いて行くと完了!

随分とスッキリしました。あとはフロントディレイラーを大事にしまって完了。

 

5 新チェーンリング装着

このチェーンリングを取り付けていくわけですが、もともとアウターがあった場所に装着することになります。なので外寄りに一枚だけ装着することになります。理想はアウターとインナーの中間に一枚配置がいいかなと。

見にくいですが、平らな板の上に並べて横から見て見ますと微妙にアウターは反っていまして、歯が付いている位置が違うのがわかるかと思います。なので、一応そのままつけても少し内側につくことになります。

これ以上はワッシャーか何かをかませて調整する感じです。ワッシャーを噛ませた場合、チェーンリングボルトの長さも調整しないといけなくなる可能性もあるので、とりあえずこのまま組んで行き、乗りながら考えることにしました。

あとはしっかりクランクにねじ止めしていきます。ちなみにですが、緑の新チェーンリング Raceface製のものですが、ネジ穴の周りに一回り大きなくぼみがあります。これは、チェーンリングボルトの長さも調整のためで、裏側にはないです。もし締めて見てガタつくようであれば、溝なしの方で締めてみるとガタつきがなくなるかもしれないのでご参考まで。

チェーンリング固定が終わったら、フィキシングボルトでクランクを戻します。しっかり閉めましょう!

6 チェーンを再リンク

チェーンを再リンクしたら終了です。後ろの作業もありますので、チェーンコネクターを使ってます。一応このリンクは脱着可能なので再利用可能のように見えて、基本は一回外すと新しいものに変える必要があるらしいです。私は作業効率的に作業用のコネクターと最終的なコネクターは分けてます。ちなみにテェーンと同じく、チェーンコネクトピンもチェーンコネクターもですが10s(10速)用を用意してます。

 

というわけで、フロントシングル化完了!この後、リアのスプロケットにジャイアントコグをつけて、ロー側のギアを拡大していくわけですけど、作業が長期化するので日を改め、気持ちを抑えられなかったので、この状態で試走しました。

やはり急坂ではロー側に若干の不足は感じるものの舗装路だったので問題なかったです。ダートの急坂はしんどいと思うので、ジャイアントコグ導入が楽しみです。

舗装路中心で山にはいかないよ。とか、ブロックタイヤじゃなくスリック寄りの街タイヤだよって方はこれでも十分ですね。

というわけでリアに続きます。

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

 

 

 

 

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