マウンテンバイクと雑記の日々

息子と始めるDirt Life

奈良周辺 ポタリング トレイルガイド 矢田丘陵トレイル紹介

矢田丘陵 周辺 滝寺跡地と白高大神 探訪 後編

更新日:

後編は白高大神です。滝寺跡からのトレイルの入り口などは前編をご覧ください。正直ここだけなら第二阪奈有料道路中町インター南側の住宅地 若草台から舗装路でこられた方が賢明です。Google MAPにも掲載されています。

皆様の予想では滝寺の滝と同神社の滝は同一なのでは?ということから、おそらく滝寺境内内に出来た神社という事と、一本のトレイルで繋がってることからこの様な編集としております。

一応先に言っておきますが、今から行く白高大神は奈良最恐の心霊スポットとも言われ、結構有名で、噂が噂を呼びネット上でも簡単に見つけれます。が、私は怖がりに行ったのではなく、純粋に平成3年までご存命だったここの オダイ(巫女)の話に惹かれたからです。この話は後述します。

 

では前置きはこれまでにして、滝寺跡地の灯篭脇からトレイルに行ってみましょう!

この奥からトレイルがあり、ドーンと落ちてます。

谷を降りると沢があります。この向こう側がトレイルの模様。渡ります。こういう道は一人だと かなり不安になりますね。

渡るとはっきりしたトレイルになってまして、冬(行ったのは2月14日バレンタインデーか…調べて気づきました)なのに藪漕ぎ必須…春以降に来たら水辺なのでマムシとかちょっと怖いですね…

それほど笹の藪漕ぎ区間は長くないです10メートルあったかどうかぐらいでした。抜けるとこんな感じ。この後落ち葉が分厚く積もってましてガサガサ言わせながら進みます。

と…!!

沢の向こう側に何やら見えてきました。なんとなく藪を抜け、道というには ちょっと酷な感じのトレイルの向こうに見えてくるこの感じ、正直ゾッとしましたわ…

昔見た日本映画のワンシーンみたいです本当。金田一シリーズのアレですね…

降りてくと何やら建物も見えてきます。

この神社を右側から回り込む感じでトレイルから出てきて、正面に来ました。なかなかの迫力。朽ちかけてますね。灯篭左側には倒壊した灯篭とかが脇に寄せられていました。この手前でとりあえず自転車は置きました。

 

思ったよりも参道は掃除されてます。

潜っていくと お社が見えてきました。

お供え物もあり、宮司?巫女?不在の神社ですが綺麗に掃除されてます。

このまま滝の音に誘われて奥へ行くと…おお、先ほどトレイルから見えた場所…なかなかの朽ち具合、橋はしっかりしてそうですが歩道はグズグズです。階段も崩れてる箇所もあります。奥に見えるのが滝。鳥居の奥がこれ

洞窟状になってまして祭壇があります。白く写っているのは狐のお面。白高とは狐の事です。先ほどの お社にも狐がありましたので稲荷神社だという事が確認できます。

それと、この場所が奈良最恐の心霊スポットと言われる所以が、暗くて写ってませんが祭壇の上にある鉄製の鎮魂の文字。まさにこの雰囲気と合わさると昼間でもちょっと嫌ですね…

横にある滝の音が響き、トレイルを移動するときの枯れ枝を踏み折る時の音の様に聞こえてきて、なぜか人の気配を感じてしまうでしょう。しかも夜懐中電灯の明かりのみなら見えないものを見た気にさせてもおかしくはないです。

でも実際にはこのようにお供えも新しく、人の管理が見て取れますので朽ちかけてきた神社といえばそれまでといえばそれまでです。信仰は続いているということですね。

帰りに潜った鳥居の裏には 中井シゲノの文字と玉姫教会の文字が掘られていました。このまま舗装路に出れば程なく若草台の住宅地が左手に見えてきます。

というわけでこれで探訪は終了ですが少しここのお話をかいておきます。

 

中井シゲノという人物の事をかいつまんで説明しますと、明治36年 奈良生まれの巫女であり、オダイと呼ばれる予言者として活躍した人物です。

結婚後二人の子供を設けるも、事故的に失明。白高と呼ばれる狐が降りて、お告げにより滝行により視力の一部を回復するも滝行を続ける一方で、この方の予言がよく当たるとのことで大変な人気に。失明後もう一人のお子様を設け、不幸にも夫が他界。一旦大阪に。

大阪で天王寺にある一心寺前にある神社を譲り受ける。

伏見稲荷大社からもお墨付きを貰い分社として宗教法人へ。

時は太平戦争へと突入し、一時信者が少なくなるものの、戦後また復興しこの地で修行を行いつつ、予言を行なっていたとのこと。平成3年に他界し、人が離れていったという事。

 

もっと詳しくは他のサイトで見ていただければいいかと思いますが、私の感想は

 

オダイと呼ばれるまだ日本が高度成長を迎える前の、こういう書き方は何かと思いますが 神と人々が暮らしていた時代とでも言いましょうか、もっと神や仏に畏怖の念を持っていた頃の残像のような気がしました。

時代が違えば、占いの本とかでテレビに出ていたかもしれませんし、スピリチュアルだなんだと言われていたかもしれません。

物事は捉えようですね。たしかにそういった能力があったのかもしれないし、時代が欲した神輿の上に乗せられたのかもしれません。

なんだか時代の狭間を駆け抜けた人物とその神輿の跡のような気がしてなんとも言えない気分になりました。余談ですが、先ほどの鳥居の下に書かれた寄贈した人物数名の名前が全部外国人名だったのも気になりました。

 

まあいずれにせよ、この矢田丘陵の一角に滝寺跡とその滝に惹かれた人物が重なり、古事記の時代からあるこの地にひっそりと佇んでいるのはなんともノスタルジックといいますか、なんといいますか。

とらえず心霊スポットだとかの噂で、つまらない荒れ方をしていなかった事、まだ信仰を守る方がおられる事がわかり安心しました。

先ほど私のうがった感想を書いてしまいましたが、また興味が湧いたので図書館にでも行って色々見てみたいものです。

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜

矢田のトレイル紹介に戻る


-奈良周辺 ポタリング トレイルガイド, 矢田丘陵トレイル紹介

Copyright© 息子と始めるDirt Life , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.