BB30については以前にも書きましたが(BB30とは)、何かにつけてネット上でも話題に上がるのが異音問題。皆さま音についての記述は様々ですが、よく言われるのがクランクが下死点(一番下)に来た時にカチッとか雑音がするというもの。
正直MTB 特にフルサスだと下死点ではサスも沈むのでサスの雑音 リンクがそれに伴って動く音などもする為、あれ?って思っても気のせいかな?で済んでいました。
しかし今度は違う…明らかにジャリっとした異音が鳴る…出先で気づいたので、走りながら様子を見てみるもやはり音は鳴る。もしかしたら砂なんかが噛んでいるのか?と思いながら家路に向かいつつ漕ぎ続けると音がだんだんでかくなってきた。踏みながら観察すると下死点と言うよりも3時ぐらいの一番力がかかるゾーンあたりで音がなっていることに気づいた。これはちょっと症状が違うのかもしれない。
以前、Dabombの方のクランクが外れたことがあったので(こちら)、もしかしたらクランクボルトが緩んできてるのかも?っと思ってはみたが、あまり効果なし。
異音の原因によく挙げられるのがベアリングに汚れが入ってしまったケース。掃除がてら致し方なくバラしていくかと決意する。
チェーンを落としまして、
とりあえず一旦クランクをとってみた。BB30クランク外し裏技裏技使うのもそろそろ卒業せねば…意外と掃除とかで取るんですよね…
このクランクシャフトの周りの黒い輪っかを取るとベアリングの玉があるはず。表面には少し汚れはあるもののそれほど汚れている形跡はなし。他の原因を探ることに。
と、思い当たったのがチェーンリングの部分。4っつのボルトで固定されているわけだがラインを出そうとワッシャーをかなり挟んでいる。上の写真の赤いボルトのところにある一円玉みたいな奴がワッシャーです。(ライン出ししたときの記事記事)
ここの緩みかもしれないと全部チェックすると…ちょっと緩んでました…フロントダブルをシングルにしてるのでこんなことになってしまっているわけですが、ちょっと無理がきてることを実感…このボルト自体はアルミなのでバカほど締めるとちょっと心配なのも難点…
これで組みなおして踏んでみるとスッキリ異音解消と情けない結果に終わったわけですが、今後の課題となりました。やっぱりクランクごと変えたほうがいいのでしょうか??結構かかっちゃいますね。
一応異音が発生他時の最終手段としてBB交換まで考えていたので、記録しておきます。BB30をシマノのホローテック2に変える方法。
既存のBB30のベアリングを取り去って、上記のBBをはめる方法。BB30はシマノのホローテックよりも規格が大きいですが、幅的には同じなので出来る技です。このほかにも各社から出ているので、選ぶのには困らなさそうですね。
ここで注意なのがBB30(PF30)かそれともBB30Aなのかという点。BB30の場合はシェル幅68mmですが、BB30A規格の場合73mmなのでご注意を。オリジナルのBB30ではベアリング(ベアリングは共通)とそれを固定するワッシャーのようなものだけなので、BB幅には依存しませんがここはフレームを測るのがより確実だと思います。(一応MTBはBB30A規格との話もあるので、まだ測ってないですがおそらく73mmなのかな?)
こちらがBB30Aの規格です。
もう一つの方法としては
このようなスレッドのついた管をBB部分に圧入する方法。これをはめてしまえば手持ちのホローテック2のBB クランクも使えちゃうので無駄がないかもしれないですね。でも、後戻りするのが困難になりそう…しかも重量増は致し方なしですね…ちなみに上のものはシェル幅68mmのBB30仕様のものです。
一応こんなさゆバラバラのシェルで繋がっていないタイプもあります。これもシャフト径をホローテック2に変更するBBです。 繋がってる方が平行性で有利なので私には心配かな?そもそもフレーム自体の工作精度で異音の発生があるのならば問題解決しない気がします。
クランクシャフトも圧入されていて、ベアリングも圧入されているBB30、もしこの作業するなら店に持ち込む以外私にはお手上げだなと思いつつ、もし本格的に異音が発生した時のために知識だけは準備しておきます。
BB30Aになってから異音発生はあまりないとのことですけど、どうなんでしょう?ちょっと気になるところですが、まあ自転車との付き合いですからね。なったらなったで楽しみますか!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜