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自転車ヘッドライト選び mission 2 〜ルーメンを決めろ!

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照射距離(前記事参照)は決まった!

次はその照射距離に十分な明るさを決めれば、あとは商品を決めるだけであるが、なにかと出てくるルーメンて何よ?ってお話。

基本明るさの単位は

  • ルーメン  lumen (単位 Lm) 出る光の総量
  • カンデラ candela (単位 Cd) 一定方向の空間を通る光の量
  • ルクスlx (単位 Lx) 照らされた部分の明るさ


の三種類。例えば卓上の電気スタンドだと、フィラメント電球などは全周にわたって光が放出されるので、LEDなど一定方向にしか放出されないものと比べると、同じ500ルーメンでもLEDの方が無駄がなく明るく感じる。ルクスは照らされた机の明るさとなるわけだ。

ということは自転車の場合、路面に到達する光の量ルクスが一番大切ということになる。しかし、自転車の場合 ライトの取り付け位置 路面までの照射距離などに影響されるため商品として表示するのが難しく、一般的に出どころの総量ルーメンで表示される場合がほとんど。ライトのパワー表示に頼らざるをえないのが現状である。

一方ライト本体のルーメンは現在LED化が進んでおり、LEDの限界値=○○ルーメンが決まっているため、LEDメーカー公表値がそのまま表示されている場合がほとんどになっている。

適切なルーメンについて一般的によく見るのは

  • 200ルーメン以下 街灯などがしっかりあり周囲も明るい市街地 幹線道路(自分の存在をアピールするのと少しの視野確保)
  • 300ルーメン 街灯がある住宅地 低速走行
  • 400ルーメン 街灯があるところの中速走行
  • 800ルーメン 街灯があるところの高速走行
  • 1000ルーメン以上 真っ暗な街灯もない道の中速〜高速

と言った感じの意見が多い。使用者の取り付け位置、電池のへたり具合、最高照度が出る持続時間などもあるし、そもそもライトそれぞれの光の拡散度合いでかなり結果は変わってくる。先ほども書いたが、電球の明るさのポテンシャッル=ルーメンな訳だから路面の届いている明るさではないわけだ。なので参考としてかなり有効ではあるが、一個適当なものを買って必要に応じて調整、もしくは使い分けることが一般的になっている模様である。

 

と大体わかったところでネットに目を転じると、何百ルーメン高照度!!なんて文字が踊り、キャットアイ レザインなどの一流メーカー品の商品ともなると400ルーメンぐらいが5000円前後となかなかのお値段。

800ルーメンなど明るいモデルを選択するとなると1万円ぐらいにまではね上がり、息子の分と二つ買うとなると明らかに予算オーバーとなる…お値段は正直なのでゆくゆくは欲しいところだが、中華製品も見ていくことにすると…


1000ルーメン超えがこの値段である。さて、ここで悩ましい…モード変換で暗いモードでも運用できるので大は小を兼ねるわけで、ルーメンが大きいに越したことはない。400ルーメンのLEDでMAX点灯するよりも1000ルーメンのLEDで400ルーメンで点灯した場合の方が消費電力は少ないらしい。しかし、充電池の重さなんかを考慮すると、400ルーメンのモデルの方が軽くコンパクトになるのも当然の話であるが、点灯時間はバッテリー量に依存するので、同条件で点灯した場合コンパクトな分点灯時間が短くなるのも当たり前の話。私の使用条件化では400ルーメンぐらいが妥当かとも思った。

しかし、ここは中華製。本当に数値が出てるのか怪しいのも事実。ルーメンはあくまでLEDの性能であって実行光量とは差が出る。一流メーカー品のレンズよりもしょぼいレンズを使っていることは想像するに容易い。ということは、レンズを通って照射される明るさ(カンデラ)は当然低くなるわけで、ルーメンを鵜呑みにしたら痛い目に合いそうなのでデカさには目をつぶって、高照度1000ルーメン以上のモデルを選ぶことにした。1000超えでも上にあるように非常に安いので選択肢は豊富。

ここでコメントを掘ってみると中華製の当たり外れ問題、構造の稚拙さが浮き彫りになってくる。書き出すと。

  • 振動でハイ ロー 点滅などのモードが勝手に変わる。突然切れる。
  • 表示よりも暗い
  • 自転車への取り付けが甘く、段差で下を向く
  • ライトが熱くなりすぎる(放熱に難あり)
  • ライトのオンオフが勝手に入ってカバンの中で光っていた。もしくは工夫して対応している。

などなど、想像通りでわらけてくる。どうしようもないのが下の二つ。本体の材質 ボタン取り付け位置が問題なので、これは本体の問題。取り替えが効かない。しかし上の三つはどうにかなりそうだ。

モードが切り替わってしまうのは電池部分との接触が問題で、電池のガタつきを対策すればなんとかなるらしい。表示より暗いのは実行スペック不足なので初めからオーバースペックと思われる商品を選べば済む話。自転車取り付けが甘いのはDIYでなんとかしましょ(笑)

中華製にありがちなじゃじゃ馬ぶりである。

話を戻して、下の二つに関しては金属製の本体を持つモデルを選択することにし、ボタンについては取り付け位置が外力を受けにくい部分についているモデルを選択することにした。

購入したのはこれ。購入理由は 安い 充電池もついてる(ついてないモデルだともっと安い) 乾電池でも運用可能(充電池あまり信用してない) 懐中電灯としても運用可能なので汎用性が高い(諦めがつく)と上記の金属製でボタンがライトと逆側についていて押し込みボタンになっている点 ズームインズームアウトがあって、照射範囲を設定できる。もちろん防水。これ重要である。

以上と言いたいところだが、1800ルーメン 絶対信用できねえ…だいたいLEDの素子のスペック(Cree XM-L 最大光量 3Aで1050ルーメン)の最大の倍ほどの値を書いてる時点でどうしようもないわけだが、CreeのXM-LのLED素子が本当についてるならこれは明るそうだ!と 騙されてみる気になった(笑)

 

ちなみにこの懐中電灯 怪しげなネット各社から出ているが、パクリ元はこちらである。UltraFire-WF-800L T6 XMLの白色LED(正規輸入会社HP)本物志向の方はこれかな?私もいつかは本物志向を目指したいと思いつつ、ポチリ。(もうちょっと詳しくという方はこちらの番外編記事をご参考にしてください。)

 

ルーメン決めようにもルーメンでは物差しとして使用するにはもう一つで、さらに商品の表示ルーメンもままならないならどうしようもない。安いものを探してルーメン詐欺にあうくらいなら、まさに 毒を食らわば皿まで!って私は悪いことしてるわけでもないけど、まあそんな感じで(笑)

 

日本製もしくは日本の製造業者の商品は控えめ表示なので、本来ならそちらを選ぶのが一番いいのはわかってるんですけどね。

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