前記事で納車後の調整とライディングポジションの改善をするためにハンドルとステムについて書いたが、交換方法についてはまだだったので今回書いていく。ハンドル ステムの交換に際してどのような効果を狙っていくかは前記事を参考にしていただければ幸いです。
いきなりだが、ハンドルとステムには規格があるので注意!これを間違うとお金の無駄遣いになる。
まずはステムの形。最近のMTBにはクイル型は採用されてないと思うが、クイル型かアヘッド型かをまずは確認。
これがクイル型。くねっと曲がったサビサビの部分がステム。上のネジを緩めると根元からズボッと抜けてくる。最近ではシクロクロス用のバイクで少し使われているようだが、私の小径車では現役。
こちらがアヘッド型。作業途中で申し訳ないが、ヘッドコラムに直接ねじ止めされている。MTBなら古いモデル以外はこれだと思う。
これはステムハンドルを全部取ったところ。飛び出した銀色の部分にアヘッド型のステムを外側から巻きつけるようにねじ止めするわけだが、クイル型はこの部分が飛び出してない。クイル型はヘッドチューブで終わっているため、コラムの内側に取り付けるのです。
ちなみにこの両タイプはコラムの長さが違うので、クイル型をアヘッド型に変更し等と思うとフォークごと変えるか、コラム延長のアタッチメントが必要となる。
少し脇道に逸れたましたが、とりあえずアヘッド型の方に絞って進めていきます。そこで押さえておかないといけない規格が3つあります。
- コラムクランプ径
- ハンドルクランプ径
- ブレーキクランプ径
この3つ。
コラムクランプ径規格 (先ほどの銀色の部分と上の写真の丸い穴部分の規格)
- 25.4mm(ノーマルサイズ)
- 28.6mm(1-1/8インチ オーバーサイズ)
- 31.6mm(スーパーオーバーサイズ)
- 1.5インチ 38.1mm(ワンポイントファイブ)
- キャノンデールサイズ 41.3mm(1-5/8インチ)※
ちなみに今主流にのテーパードコラムは 下が1.5 上が1-1/8なので、ステムに関してはオーバーサイズとなります。
※キャノンデールサイズに関してはヘッドショック lefty専用規格なのであまり関係ないと思いますけど、なかなか社外品もないと思われます。
このサイズが合ってないとステムが取り付けできないので要注意。ノギスで測るか、あれば自転車の仕様表を見てください。ハンドルなどに規格が書いている場合もあるので書いてあれば確実ですね。
ハンドルクランプ径(ハンドルの中央部分ステムとハンドルをつなぐ部分の太さ)
- 25.4mm
- 26.0mm
- 31.7mm(DEDAの独自規格)
- 31.8mm
となってます。DEDAの独自規格のものはハンドルもステムも両方揃えないと使えないです。DEDAのハンドル流用するときは特に注意ってことですね。0.1mmの差は誤差ではなく確実に緩みますのでご注意を。
ブレーキクランプ径(ブレーキや変速 グリップを取り付けいる部分の太さ真ん中よりも細くなっている)
- 19.1mm子供用
- 22.2mm一般的なMTBなどのフラットバータイプ
- 24(23.8-24.2mm)ドロップハンドル ブルホーンなど
この3タイプ。フラットバーで変速付いていれば22.2mmだと思うけれども、一応確認しておくべき。変更前と後のサイズが合わないと流用するつもりのパーツが取り付けれないことも出てきますから。
というわけでこの規格をしっかり押さえてパーツを用意していきましょう!といきたいところですが、一応もう1つの加えておきます。
今回はフラットバーからライザーバーに変更ですので、
よく見ていただくとわかると思いますが、ハンドルクランプ径からブレーキクランプ径にテーパーしている部分が変わったり、曲がっている部分もありますので、フラットバーよりも機材の取り付け位置が減ります。ライトやベルなんかの取り付けが変わるので、ここら辺はやって見ないとわからない部分もありますが、実物手に取れるのが一番かなーと思います。
でも、なかなかショップであらゆる規格 サイズをカバーできないので 買ってからの色々試行錯誤も楽しみのうちと割り切ってしまうのもアリだとは思いますけどね。でもでも、もう一度 言っておきますが、ハンドル ステム ブレーキの規格だけは守ってくださいね。つけれないかもしくは無理してつけると大事故につながりますので!
こちらが息子に用意したステムとハンドル。次回取り付けていきます!
ながながとお読みいただきありがとうございました。
ではでは皆さまにもよきサイクリングライフを〜!