2021年4月15日 毎日新聞の記事にこういうのがありました。
自転車に少額違反金 取り締まりの新制度創設へ 14歳以上検討
警察庁の有識者検討会は15日、自転車運転の取り締まりについて、新たな違反金制度の創設を求める中間報告書をまとめた。
記事本文へのリンクはこちらこちら。
これは今までの裁判所への略式起訴からくる罰金だと、前科が付いてしまう為、警察側も消極的になり思うように取り締まりができていなかった現状を打開するために、警告にとどまっていた事例を少額違反金形で前に進めようということらしい。
記事の中には信号無視などの悪質な運転に対して取り締まりを強化しているとあり、2020年で2万5465件の摘発があったらしいです。この文中に信号無視などの悪質な運転という部分がどれほどの広がりと、どのぐらいの罰金額になっていくのか?ということに今後注目ですね。詳しくはリンク先をどうぞ。
まあニュース的にはついに来たかって感じですが、まあまあ自転車のマナー関係ではよくSNSでも炎上しますね。その中でこのニュースは格好のたたきどころとなるわけで、その応酬にはため息が出ますわ。
大体のお決まりコースの応酬ですが
ロードバイクはスピードが出るし、マナーが悪いから危ない
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ママチャリの方がマナーが悪い 特に歩道を子供を乗せて爆走 車道での逆走など
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自転車レーンが少なすぎて守りようがない。自転車レーンがあっても路上駐車の車が多くて走れない。
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日本は終わってる
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免許制度導入が必要
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と言った感じで、毎回毎回鮮やかなデジャブ感と共にコメント欄に並びます。傾向として自転車に乗らない人は自転車が鬱陶しい存在なので叩きたい。自転車乗る人からは一部のマナー違反者に転嫁していきたい。最終的に行政サイドの問題にしていきたい。という流れに落ち着いていきますね(笑)
こう言ったマナー関係の話になると、個人のモラルに任せるのか、制度で縛るのかの議論が出るわけで、それに付随して教育を含めた道路環境問題も出てきます。
私の個人的意見としては反則金導入はありがたいところ。でもどのような違反を取り締まるのかが重要ですよね。逆走 信号無視などの明らかな事故誘発事案を優先していただきたい。
ですので道路の切り分けは必要だと思います。生活道路とそうでない道路ですね。特に住宅街や街中の生活道での違反取り締まりを強化していただきたいです。
日本における自転車登録台数は世界随一なのにマナーは最悪なんて記事をどこかで読みましたが、日本の自転車使用がママチャリなんかの軽快車がほとんどでスポーツ車をスポーツ車として使用している台数はほんのひと握りでしょう。ここの網掛けをミスすると自転車業界全体にマイナスになります。
スポーツ車擁護というわけではなく、生活道路でのルールは皆同じ。郊外などはマナーを守って自己責任で走ること、これが大切かなと思いますね。
そして大事なのは領収した罰金で自転車道整備進めてくれーってところですわ。
ところでさあ、MTBってハンドル幅(600mm以上)の関係上歩道走れないんですよね…道交法で決まってます。しかし、こういうコメントでハンドル幅やMTBについて書かれているの見たことないんです。
いや叩かれたいとかではなくて、MTBってほんまにマイナーやねんなって実感するところ。まあ山で走って疲れ切ってるので、公道ではスピードも出さんし、そんな感じなんかな…
というわけで皆様にもよきサイクリングライフを〜!