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ディスクブレーキ キャリパーのポッドが固着した!動きが悪い!時のポッド清掃 ポッド揉み

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ディスクブレーキは非常に優秀なブレーキです。制動力は高く、しかも雨が降ってもしっかり効いてくれます。油圧式なら非常にクイックな反応をしてくれ、安全性は高いです。

その一方でその操作感を担保しているのは、リムブレーキに対して格段に狭いクリアランスだったりします。非常に神経質な性質も持ち合わせているなと思います。

その一方で、ダート走行に際してやはり泥問題点があります。そこまでではなくてもずっと砂埃や水分にさらされている車体の中でブレーキも例外ではありません。

知らぬ間にブレーキの調子がおかしい…ブレーキをかけてない時でも微妙に擦るってことは度々起こります。なので調整をしてやるわけですが、その中でも上の写真のような固着を起こし、それを放置すると、

このようなパッドの片減りが起こります。上の写真のように完全に片方が擦り切れるほど減ってしまえば、もうパッド交換ですね。なのでこんなことにならないためにもまずはメンテナンスです。

 

用意するものは

  • 小さなクランプ(ペンチとかでもいい)
  • 綿棒などの清掃用具
  • パーツクリーナー(ブレーキクリーナーの方が安心)
  • 4ポッドの場合ブリーディングブロックもあればなおよし
  • あとは通常工具(アーレンキー トルクスレンチなど)

こんな感じです。小さなクランプに関しては100均で売ってるものでも大丈夫。実際私は100均のものを使用してます。挟む部分にゴムのが貼ってあるのでキャリパーを痛めずにいい感じです。ちなみに洗濯バサミのようなクランプは強度が低く、油圧で動くのでお勧めできません。ネジ式のものがお勧め。クランプの赤い部分 挟む部分にですけど薄い方がいいですね。私のは7mmで結構厚め、この厚さが作業するには限界かな?これ以上厚いとポッドが出せないです。

ペンチでも代用できますが、ペンチだと布などで包まないといけないのと、ポッド押さえ込むにはチカラ入れるので、知らぬ間に布に穴が空いてて、ガリっと傷がつく事があるかも?って事でお勧めできません。特にポッドを破損すると最悪なのでね。クランプ持ってて損はないです。

クリーナーに関しては綿棒の先などにつけて使うといいですね。

4ポッドの場合、1ポッドづつ作業するのでクランプで1ポッド ブロックで2ポッド抑えれるのでブリーディングブロックはあったほうがいいです。ブリーディングブロックはブリーディングキットやキャリパー付属のものを使いましょう。無かったら10mm厚ぐらいのブロックで代用できますけど、硬い物で出来るだけ平たいものにしましょう。10mmのレンチとかだと丸いのでポッド破損の原因になります。

ではでは取り掛かります。もちろん作業前にはキャリパーはフレームから外してください。(ケーブルを全部外す必要はないです。撮影用に取り外した物を使用してるだけです)

そしてパッドも外してしまいましょう。再利用する場合はパッド面を汚したり、手の脂がつかないように出来るだけ触れないのが得策です。

次に一旦ポッドを中まで押し込みます。今は少し出てる状態。

これで完全に押し込めました。

 

そしてジワーとレバーを握ると大体1mm程度ポッドが出てきます。そしてレバーを離すと少し戻ります。何回か繰り返してポッドを出していきますが、片側3mm出るとポッドが完全に飛び出してくるので2mm程度に抑えてください。ブリーディングもするぜ!って覚悟ならある程度攻めてもいいですが、油が溢れ出してくるので大変ですよ。

そのときに確認したいのが両方ちゃんと動いているか?という事。片側が硬かったりすると要注意。後ほど揉む必要があります。この時片方が全然動かないぜってこともあるかとは思いますが焦らない、力を入れて作業は後ほどです。(上の写真は写真左側のポッドの方が動いてます)

ということで、両側のポッドの動きを確認しました。ここからが清掃開始です。

 

一旦ポッドを奥まで押し込んで、片側ポッドをクランプで固定します。

そしてもう一度慎重に2〜3回ブレーキレバーを握りつつポッドを出します。固着してると全然動かないですが、何回か力を入れて握ってるとポン!とポッドが飛び出してきます。

出てきたポッドの側面を綿棒にクリーナーをつけてしっかり拭いてやりましょう。結構汚れてますよ。清掃が終われば、一旦ポッドを戻しては出し戻しては出しを数回繰り返して、スムーズな動きを確認しましょう。いわゆるポッド揉むってやつです。

できたらもう一方も清掃と一応揉んでおきましょう。

最後にブロックなどを挟んで両方を動かしてみて、均等に動けば合格!(写真はパッドを装着して赤い板を挟み、板が捩れたり不均一にならないかをチェックしてます) 不均一なら動き悪い方をもう少し揉んでやりましょう。それでもダメならシーリングゴムの交換ですが、パーツが手に入るかはメーカー次第ですね…

ちなみにそれほど高級キャリパーを扱ってないのと、今使ってるもののシーリングゴムはまだいけてるので交換したことないですので悪しからず…

 

ちなみに極端にパッドが片減りしてたしてたのなら交換した方がいいですよ!また変なクセがキャリパーに着きますので!

 

というわけで、キャリパー清掃とポッド揉みでした!汚れたのをしっかり清掃すると一気に高級パーツになったようなスッキリ操作感を味わえるかも?!気分に流されやすいプラセボ男ほHIPOの言うことなので、あれですが…

作業してるとポッドを押し込む時の力具合が軽くなるので作業中は実感できますよ(笑)

ちなみにこれは4ポッド出幅がバラバラです。

動くのを一個に絞って揉んで出すって感じですね。

 

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

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