さてことの始まりは関西シクロクロスのマイアミステージでの事。ポジションチェックをしてもらいまして、その上 稽古 ダメだしをいただきました。
テクニック向上は鋭意取り組み中。それは横に置いておきまして、ダメ出しポイントの要点は
- ハンドルを20mm向こうへ
- ハンドル幅をワンサイズアップの440mmへ
- もう少しだけ(10mm程度)ハンドル上?でもいいかも?
ハンドルを上げることに関しては幅やリーチが変わればまた変わるのでそれからでもよしとのことでした。
上手くなってコントロール能力が上がってきたら下げれるかもだけど、とにかく初心者のうちは上げとけ指令!
その場ではコラムスペーサーで調整。一番上のポジションにして、ドロップハンドルを上に跳ね上げ気味にしコントロール性を上げるまでやっていただき、ポジションの大切さを知りました。
で、延長戦に突入〜とばかりにハンドル幅を拡大と同時にステムも変更して少しだけリーチを長くしていこうと計画。まずは自分のドロップハンドルのスペックを見ていくことにしました。(測り方など詳しくはこちら。 前記事をもとにこれ以降はぶつくさ言ってますので)
まずはハンドル幅を計測。c-c 420mmぐらいですね。ということは440ぐらいが適切かな?確かに肩幅を計測するとそんなもんですね440mmと少し。何回も測ってもらって大体の平均値を取りました。
次にリーチを計測。80mmぐらい。写真ちょっとズレてますが何回か測ってこんなもんでした。
次にステムは80mm 8度下向き。実行のリーチ長さ160mmですね。
最後にドロップが120mmです。
形的にはアナトミックシャローとかコンパクトと呼ばれる感じなんだとは思いますが、ちょっとアナトミック寄りの数値なのかな??FSAのハンドルは昔からコンパクトよりだったそうなので、FSAの中ではアナトミックな感じなのかもしれません。
ちなみに下ハン握ると絶望的にブレーキが遠いです。もう少しブラケットを下に移動すれば改善する感じですかね?ちなみに私は手ががデカいし、指も長い方だとは思いますけど…。
というわけで今 最大限ステムを上につけてまだハンドルをあげようとしてるわけですからちょっとステムかハンドル形状で工夫しないとまずいね。
私の希望
- 幅は440mm程度!
- ハンドルを1〜2センチ高く!
- リーチを2センチ伸ばす!
- ドロップを今よりもコンパクトに!(下ハンもう少し活用したので)
- 下ハン握ってもブレーキに手が楽に届く!
- そもそもコンパクトにしても手が入る!(手がでかいので結構切実…)
- リーチ長くなっても体を引きやすく!(シクロで土手を降りるときとかしっかり引かないと前転しちゃうので)
と言った感じ。そもそもここまでくるとオフロード重視のセッティングですね。ロングライドをより早くって感じではないです(笑)シクロクロスバイクだから当然の進化をさせようとしてるんですが、なんとなくカッコも気になりますな…まあ贅沢は申しません。
というわけで選択肢を見ていくと、グラベルバイクのドロップハンドル いいんじゃないですか!なんとなくダートとか山道走る用のドロハンですからシクロユースにも耐えれるのではないかと。
ではグラベル用ドロップハンドルのアイデンティティーはと言いますとフレアのついたドロップです。前から見るとハの字です。
これってどういうこと?って話なんですけど、ブラケットもハの字になります。そうなることでハンドルを斜めに横からも抑えれるので、より振動や突き上げなどにも抑えが効き、オフロード向けになるというわけ!(フレアの理由を少し追記しましたご参考まで)
おおこの線で行こうと思いたちグラベルも置いてるいつもの自転車屋さんへ。とにかく情報収集だ〜って思いましたらひょんなことから中古ハンドルを譲ってもらえることに。
広いし クセがキツいから使わんくなったんだとさ。440mmですよ!待望の440mm!
これです。東京サイエンスのオリジナルブランド Dixnaから出てますニーザーハンドル。いやはや確かにクセがすごい…めっちゃライズ入ってますな…いわゆるMTBでいうところのライザーバーも顔負けの上がり具合。
だって60mm上がってるんですよ!ステムから!そしてドロップが98mmだけど、実質ステムから38mmしか下がってないです。実際手に取らせてもらうと、う うん よくわからん…って事でちょっと保留して帰ってから色々考えて見ることにしました。だってリーチが52mmですよ!10〜20mm前に出そうって時に28mm後退ですよ…
それからそれから10mmハンドルあげるか〜って時に60mm上がるんですよ!なんかめちゃめちゃやん…このまま色々相談して行ったらどうなるかわからんかったので退散したというわけ…
とにかく440mm幅はいただきですよ!でも他はどうすんのさ…あと調整できるのはステム選びとコラムスペーサーだけでっせ…いくらなんでもキツいかな…
で考えたのが50mmステム長くする案。これでほぼほぼ20mm前に出ます。
でブラケット位置が50mm上がるのはステムの角度変更で。
現在80mmステムの8度下がり
sin8度 x 80mm = 約11mm
130mmステム 17度下がり(フレームのトップチューブと並行になる角度)では
sin13度 x 130mm = 約38mm
という事は27mm下がって23mm上がる感じ?これなら目標値からすると13mm下げるだけなのでコラムスペーサーでなんとかなりそう!というわけです。
と家で一人盛り上がりを見せつつも、何度も引っかかりまくり、果たしてこれはいいのかどうなのか…悩みに悩みネットの口コミを探しまくり…ですです。いやほんとね。
で結局購入に至りましたとさ。
はいこれです!いやはやクセがすごい…家に持って帰ったらほんとにすごいクセ…
ステムはこれ!長さ130mm +-17度 KCNCのARROW IIです。羽マークがMTB心をくすぐりますな…ペダルとおそろいのブランドってのも(笑)
120mmまではあるけど130mmとなるとなかなかないですね。17度のステムで130mmは3Tのもありましたが、ちょっとお高め。
私が購入当時で3000円差はデカかった。ほぼ倍だし、そもそも一発で決まる保証が無いので。
あてがってみると長い〜このままつけたら届かんぞ…
でもあてがってみるとこんな感じ。ハンドルバーのリーチが短いのでちょうどいい感じですね。狙い通りの20mm遠く!って感じ。
これが元々ハンドルとの比較。結果的にブラケットの角度をもう少し上に向けました。結果的に10mmほど高くできました。
それから…バーテープって感じなんですがそれは別の機会に。
これが現在の感じ。すごいクセ…でもめっちゃ乗りやすくなりましたね。速いかどうかは知らんけど…。細かい位置決めするのにバーテープ無しで色々試して、やっとこさ巻けた〜って感じですね。何がいいって、懐が広くなったんでメッチャメチャ曲がりやすくコントロールしやすくなりました。なるほど…何ミリ 何度の世界の深さを知りました。
しかも下ハン握ってゴリゴリ漕ぐ感じを初めて味わったかも。ブレーキレバーにもしっかり届くし満足!
気持ちいい〜って…すぐ息上るし足が重たくなりますけどね…壁だ!壁!ちょっと進むとすぐに壁〜!
まあそれは私の問題として、ブラケットポジションからショルダー 下ハンとどれも快適!大満足!
下ハンよりも大切なこと書き忘れれてた。後ろに体引きやすいかどうかってやつですけど、ハンドル位置少し高くなるだけでメッチャ引きやすくなりました。ホント。スカッと尻が引けますわ。これで土手の下りも怖くない!
で終わりたかったんだけど…恥づかしい話。同じ悩みの皆様に言っておくと、遠く高くってハンドルポジション変更すると…ワイヤー足りなくなってもうた!ですので…
ここら辺までバーテープ巻くつもりが、ワイヤー届かず余裕を持ってハンドル操作するにはここで諦めざるをえなかった…
巻き方で工夫するなり何なりあったかとは思いますけど、まあこんな感じで…そもそもワイヤーどうにかしろって?まあボチボチと…安全性 機能性確保まではしたのでこのへんで手を打ちましたとさ…
今度なにかと一緒に対策することにします。だってシクロクロスの試合がもうすぐそこなんだもの…(ケーブル内装弄るのがめんどくさいだけなのは秘密)。
またバーテープについては書きます〜
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを!