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土の中の危険な菌がもたらす 破傷風

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山に限らず、平地でもどこでもリスクがあるのが破傷風。

日本でも年間40人ほど発症し、致死率30%と言う危険な病気です。

皆様も名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?そう、子供の頃に受ける 2種 3種 4種混合ワクチンどれでも含まれているのがこの破傷風です。ワクチンを適正に受けていれば100%防げると言われている病気です。

だったら大丈夫なんじゃない?って思われるかもしれませんが、大人は別です。年間40名の95%は30代以上となっており、破傷風のワクチンを受けていない世代が存在するのと、一回接種しかしておらずもう効果が切れている場合などが危なくなってきます。

 

では、破傷風菌とはどんなものなのでしょうか?

破傷風菌とは土中に芽胞(菌の種のような状態)の形で広く存在していて、土に触るところならどこにでもいる可能性が高いです。なので、土いじりかはもちろん、歩いていてこけて擦りむいたなど、日常的にどこからでも感染してしまう可能性が非常に高い菌です。そうなってきた場合、どうしても山で遊ぶ我々MTB愛好者はハイリスク群と言えるかと思います。

症状的には受傷 感染後3〜21日の潜伏期間を経て発病します。

簡単に説明すると、病態は第1期から4期に症状は別れ、はじめに筋肉硬直のため口が開きにくくなり始めます。そのために摂食障害や発音障害がみられるようになり、首筋の筋肉も張るようになります。その後 2期〜進むと顔面筋の硬直により引きつり笑いが出るようになり、3期全身の硬直痙攣へ(このステージが死亡率が高まるそうです)。その後4期で症状が緩和に向かうそうなのですが、この1〜3期までの症状が48時間にきた場合は助かっても後遺症が残る確率が高いそうです。

 

こう書くと非常に恐ろしい病気ですね。私は感染したことがないのでわからないですが、口が開けにくいとかですぐ病院だ〜とはなりづらいかなと…

 

では予防法ですが、細かいものも含んで傷を防ぐことは不可能です。傷を受けた場合は患部をよく洗って消毒なんてことまでは当然しますけど、感染の有無が分からないから そのたびに医者へ〜ってわけにもいきません。

そこでワクチンをしっかり確認しておくことですね。

 

で、ワクチンの注意事項。

1968年(昭和43年)以前生まれの方

ワクチンを接種していない可能性があります。公的に予防接種がなかった世代ですね。その場合基礎免疫をつけるために三回のワクチン接種が必要とのこと。

1969年(昭和44年)以降生まれの方

この方は定期接種を受けている世代。なので基礎免疫はついている世代となります。

 

しかしマウンテンバイクに親しむもの以外でも、何かと屋外での作業が多い方。つまり破傷風菌への曝露が多いと思われる方は10年ごとワクチン接種が望ましいとのことです。

定期接種を受けている世代でも最後に受けるのが小学校高学年あたりなので、曝露が多い方なら成人した以降はちょっとづつリスクが高まることになり、感染者の95%以上が30代以上というのも頷ける数字かなとも思います。

 

かくいう私も30代前半の頃、山で転んで谷を5mほどずりずり落ちた際にズボンを破き、10針以上縫うけがをしましたがその時に破傷風のリスクを聞かされました。一応免疫はあるだろうけれども傷口に結構泥が入ってしまっていたため点滴してもらった覚えがあります。

あれから10年も経っているので、私もそろそろワクチンを受けなきゃいけなと今思っているところです。(注射嫌だな〜でも子供残して…とか考えたくないな〜…)

 

これをお読みの特に親子MTBerのパパさんママさん!一緒に受けませんか?

 

これを調べていく際に厚労省のサイトやら病院のサイトやら見せていただきましたが、このサイトにワクチンが不足している可能性が高い年代をまとめてあったのでご参考まで。

最近のニュースで麻疹が流行とかもあり、そう言った感染症が出るとワクチン世代がどうの〜って話になるのでこの際まとめてチェックして見られてはいかがでしょうか?

ちなみに私はギリギリセーフ世代の模様ですけど、任意で受けている部分も多くて親の曖昧な記憶にすがるという感じですね…

 

というわけで皆様にもよきサイクリングライフを〜

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