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MTB チューブレス化のやり方と注意点

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チューブレスとは車のタイヤのようにホイールとタイヤのみで走る、いわゆるチューブが無い状態です。利点 欠点に関してはこちらの記事を参考にしてください。

まず最初にいきなりですが、チューブレス化を成功させるべく、重要ポイントをまとめておきます。続く記事を読めばわかっていだだけると思います。

  • チューブレス対応かどうかチェックすること!
  • ビードはしっかり上げる!
  • 新タイヤ一発目はシーラント多めで!
  • 漏れても焦らず原因究明!落ち着けば止まるはず!
  • やったその日に乗れると思うな!

以上です。というわけで張り切っていきましょう!今回は少し長いです!失礼…

というわけで、めんどくさいのはありますけど、それを乗り越えさえすれば利点の塊のチューブレス。とにかく準備する物から。

  • チューブレス対応リム
  • チューブレス対応リムテープ
  • チューブレスバルブ
  • シーラント

この4種類です。チューブを入れないので機密性が全てになります。

リムに関しては最近のMTB完成車ならばホイールにチューブレスリムを採用し、初めからチューブレスリムテープになっていると思われます。しかしタイヤに関してはチューブレス仕様でないものも多く、購入時には気をつけてください。同じ銘柄のタイヤでもチューブレス使用とそうで無いものが存在したりします。チューブレスにするために一層機密層を作るために少し重め(40〜50g)になっていることがほとんどです。

目印はTLRとかTube Less Readyと書いてあります。

チューブレスバルブです。上にあるコの字型の部品はコアリムーバーで、シーラントを入れる際にコアを抜くときに使用します。購入の際にはリムハイトを要確認。ディーリムっぽいやつとかだと長さが足りません…

チューブレスバルブはホイールについてくる時もあるので、それだと一番安心だと思います。

これは定番のStan’sの 物。

 

タイヤには左肩に黄色と青でTube Less Readyと明記されています。これが無いとタイヤから空気が抜けてしまいます。

MAVICではチューブレスとしか書いてませんが、MAVICはシーラントさえ入れなくていいと言ったスタンス。もちろんパンク対策にシーラントは入れることをお勧めします。

シーラントに関しては私は昔フィニッシュラインを使用してましたが、今はJoe”s No Flatの緑を使っています。赤とかもあって赤の方が標準、緑はエコシーラントで、ラテックスフリーなのがいいです。バナナ食べれないとかまで酷くは無いですけど、ラテックスアレルギーなので…

シーラントの ど定番は Stans Notubeですね。他のシーラントよりも使用量も少なめの設定です。ダウンヒルしてる方に使用者が多いように思います。

リムテープに関しては何をしているかと言いますと、スポークの穴隠しです。機密性を上げるために耐圧仕様のベタっとくっつくタイプになってます。これもリム幅によりますので幅が様々でてますのでご注意あれ。

これは私のシクロ用ホイールZinkですが、このホイールにはスポーク穴がありません。この場合はリムテープは必要ないです。

DT Swissのホイールにはリムテープありです。リムの底部のみにテープが施されていまして、ビードフック(リムの縁)には貼っちゃダメです。リムテープにもTube Less Readyの文字があります。

あと必要なものとしては空気入れもタンク付きか、自転車屋さんにあるようなエアコンプレッサーになります。チューブレスは一気に空気を入れないとダメなのでこう言った一気に入れるタンク付き もしくはパワーのあるものが必要になって来ます。

私はマキタの電動ポンプとこのジャイアントのエアボンベ使ってます。お気に入りです。詳しくはこちら

ちなみに一気に空気を入れるため、バルブコアを外した状態で一度ビードを上げてから、コアを取り付けて再度空気圧を上げたほうが上がりやすいです。

 

というわけで準備が整いました。手順です。

まずはタイヤを外し、入っていればチューブを抜き取ります。そしてチューブレスリムテープかどうか?そしてリムの内側などに傷がないかを確認します。すこーしの傷でも傷の隙間から空気漏れますので、ある場合は少し細かいやすりでザラつきは取っておいた方が無難です。

一応シーラントが塞いでくれはしますが、乗ってるうちにそこから漏れてくることがしばしばあります。

それとタイヤの内側などによく洗いましょう!

次にチューブレスバルブを装着!このときにきっちり絞めておきましょう。漏れますので。チューブレスリムテープ貼った直後だと、物によってはバルブの部分に穴開け必要ですので、丁寧に開けましょう。

次にマウンテンバイクの場合にはタイヤをはめきる前にすこーしの窓を空けておいて横からシーラントをドバッと入れる方が簡単です。バルブコア取ってそこから入れるのが通常ですけど、バルブコアが固まる時あるので、私は出来るだけ横入れします。細いタイヤなんかだと入れにくいので、シクロ車はバルブから入れることもありますけど。

その場合、こう言ったインジェクターで入れた方が汚れなくていいです。MTBの場合、入れる量が60〜120mlなので2回ぐらいしなくちゃいけないので、横から入れるのも理由の一つかな?量に関してはシーラントの規定量を入れましょう。初めてチェーブレスにするタイヤは多めに入れておいて間違いないです。

ここで重要なのが、量とよく振ること!よく降ってシーラントに含まれるツブツブをしっかり攪拌しないと空気漏れは止まりません!

シーラント入れたら一気に空気を入れて、タイヤの側面に書いてある推奨圧の最大まで入れます。しっかり空気が入っていくと、びっくりするぐらいの音がします。パチンパチンとね。そこでビードが上がっているかしっかりチェック。

ちなみにシーラントをバルブから入れる場合は一旦ビード上げてから、空気を抜いてシーラント注入が漏れがなくていいです。

ビードが上がったかチェックする際は一周くるっと回してみて、側面を見てるとよじれてる所がすぐわかると思いますので、要チェック。

これが入れた直後で、空気圧が張っている状態。タイヤから細かい泡が出てます。リムとの間ではなく、タイヤ側面から出てます。これが多すぎて今まで2回断念してます…

とにかく焦らず、タイヤを水平に持ち、回して回して裏返して回してを繰り返しましょう。初めは全然止まらないなあ〜って感じかもしれません。シーラントがしっかり入った直後にタイヤ全体に行き渡らせる。中のツブツブをしっかり全体にコーティングする意識が大切です!

泡が出てなくても絶対に回してくださいね。

そうこうしているうちに、徐々にシーラントの漏れが収まっていきます。

それでもよく見ると出てる場合、薄めた石鹸水をつけるといいです。漏れてる場所が明確になります。

 

漏れている場所のトラブルシューティング

スポークの穴という穴から漏れている

この場合はリムテープに問題がある。チューブレスバルブがしっかり絞められてなくてそこからの漏れが考えられます。あとはリムの溶接面にエラーがあるときはつなぎ目から出てくることもありますが、大体の場合はリムテープかバルブですね。

タイヤとリムの隙間から漏れてくる

もう一度ビードがしっかり上がっているか確認しましょう。ビードが上がってるのに漏れているときはタイヤがチューブレス使用かどうか、リムがちょーブレス仕様かどうかを再確認てください。もしかしたら相性が悪い可能性も…

あと特定の部分から漏れる場合はリムの破損が疑われます。すこーしの曲がってるだけでも漏れますので…個別対応ですね…

浅い傷でも漏れます。先にも言ったように細かいやすりでザラつきを取ると止まります。

タイヤサイドから漏れてくる

これは多いです。少しだったらいいけど、盛大に漏れている場合はチューブレス対応かどうか確認したのち、新しい物なら返品交換もあり得ます。元々漏れちゃあいかんのです。

それほどでもなければ、漏れている側か多い側から、漏れてる面を下にして水平に置いておきましょう。漏れるだけ漏れさせておけば塞いでくれます。気圧がかなり落ちた場合はまた入れてみて漏れてるか再チェック。

反対側からも漏れている場合はまた反対側を下にして放置しますが、空気圧上げたときにしっかりまた回してシーラントを行き渡らせましょう。

それでも漏れてくるよって言う頑固な空気漏れの場合は気圧を1barぐらいにして水平置き、一晩置いて、反対側。次に1.5barで同じことを繰り返して3barぐらいまでやればおそらく止まります。

こんなこともあるので、一発目はシーラント多め!と言う意味がわかっていただけれたと思います。

 

傾向として、チューブを入れて走行済みで、そこそこ距離や期間があるとタイヤサイドからの漏れが多い気がします。しかし、できないことはないのでご安心を、とにかく丁寧にね!それで一回塞がっちゃえば次からは普通に止まってくるのでもし漏れても初めの下ごしらえだと思ってやってくださいな!

次の日の朝、タイヤが張ったままなら合格!何日かすると抜けて来ますけど、チューブレスはチューブありに比べても空気抜けは早いので、毎回空気圧チェックは欠かせませんね。通勤用などには向かないと思ってもらっていいです。そんなこんなで空気入れ電動化に向かってしまった情けない管理人HIPOでしたとさ(笑)

ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!

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