前の記事では輪行(バックに入れて公共交通機関に乗るやつです)を書きましたが、今回は自動車編です。
大型のワンボックスなら輪行袋に入れてトランクスペースへってこともできるかと思いますが、皆様自分の車と相談しながら載せなきゃならないので、いろんな解決策を書いていければとお思います。
- ルーフトップ型
- 後部取り付け型 車体に直接つけるタイプ
- 後部取り付け型 ヒッチメンバータイプ
- 車内型
キャンピングカークラスともなると色々まだあるとは思いますが、とりあえずこの三つで進めます。
ルーフトップ型 ー 車の屋根に付けるタイプ 今のところ私もこれです
利点
簡単 改造が要らない 車内が汚れない バリエーションも豊富。
欠点
3台以上になると気に真ん中が取りにくいし上げにくい 車高が高くなるので木が覆いかぶさっている山道・駐車場のゲートなど通れないところが出てくる 横風などの影響が出る 自転車が汚れる(特に虫が付く) スピードも出せて80Kmまで RVなどの天井高が高い車には不向き。
後部取り付け型 車に直接つける形
利点
乗せ降ろしが非常に楽 複数台も問題なし(台数は商品次第)改造の必要なし 安価 自転車は外付けの割に汚れにくい 車高もそのまま 車内汚れない。
欠点
車後退時のセンサーにひっかかる 車によってはバッグモニターが見えない フレーム固定タイプが多く自転車同士・自転車と車の接触により傷がつきやすい トランクが開けれない 防犯的に不安。
後部取り付け型 ヒッチメンバータイプ
利点
乗せおろしが非常に楽 複数台も問題なし(台数は商品次第) 車高もそのまま ガッチリ固定でき安心 固定がしっかりしているため運転にも影響しにくい 車内汚れない。自転車以外でも自由度が高い。
欠点
ヒッチメンバーが車についていない場合(一部のアメ車にぐらいしか標準装備ではないです)車に改造が必要 車後退時のセンサーにひっかかる 車によってはバッグモニターが見えない 防犯的に不安
車内型 (上のような キャリアをトランク内に取り付ける)
利点
車高そのまま バイクが汚れない 防犯的に安心 車に突起物がないので通常走行可能 輸送中の事故的なバイクへのダメージが少ない
欠点
ある程度のDIY能力が必要 トランクスペースの大きな車が必要(軽でもワンボックスタイプなら可能な車種も) 他の機材を積むスペースを食われるので車内が手狭 車内の汚れは割り切るしかない 取り付けがクイックレリースに限られている(今後スルーアクスルも出てくると思われる)
などなど、一長一短ですね。正直運転者からすると車内積みは一番安心です。カートップしてると不意な車道への木が垂れ込みがあったらもう通行できないです。そう言った道で後続車があったりしたらもうパニックですよ。なので事前の道幅とかの調査も必要かなと。
私の車はステーションワゴンですが、私のステーションワゴンでは車内積み3台はMTBの場合無理です。車輪外しても高さ的に寝かせることになり、バイクを重ねる必要が出てくるので、ハンドル ペダルも外して3台積んだ経験がありますが…専用の自転車固定の機材と、それなりのトランク高がある車でないと現実的でないと、ほかの荷物3人乗車は無理ですね。
そうすると後部取り付け型かということですが、直接つけるタイプだとトランクのアクセスができないのは最大の欠点。トランクにアクセスしようとするとバイクおろして 取り付けの機材外してって感じになるので、自転車走行のみでの移動にはいいですけど、旅行に自転車連れて行くかって感じもある我が家にはちょっとって感じです。でも、1万円そこそこで複数台積めるのは大変魅力的ではあります。
そこでヒッチメンバータイプとなります。正直これが一番憧れのタイプ。簡単だし、固定も楽。防犯にはマイナスがありますが、アメリカではかなりメジャーなタイプとなりますのでオプションも豊富。ヒッチメンバーが付いていればキャンピングトレーラーだって引こうと思えば引けます。夢が広がる広がる。
ですので、いつかはヒッチ導入を考えてはいますが、なかなか付いてくるものがないのでまだ購入には至っていません。
と私の話はどうでもいいですのでこの辺にして、オススメは
- 車の大きさが許せば車載タイプ
- 資金もあって色々楽しみたいならヒッチメンバータイプ
- 車高が低くてお気軽にならカートップ
- 4台積みするけど、安くあげたいなという方には後部取り付けでヒッチメンバーなしのタイプ
って感じになるかと思います。
その上で私の選んだカートップについて書いておきます。息子のバイクは車内積みです(キッズバイクに適合するモデルもありますが、とりあえず小さいので)
なぜ私がカートップの選択をしたか?ということですけど、ディスクブレーキ付きの後輪を外すと面倒という理由から車内積みを見送りました。購入するまではダンボール挟みながらバラして積んでました。(輪行袋も後輪は外さないタイプにしてます)
それとフレームがカーボンなので、正直積み下ろしが詰め込むタイプだとかなり不安 という理由から外の選択になったわけですが、ヒッチメンバーを導入するほどの資金もなし。取り付け工賃含めで10万オーバーコースだったので。(私の愛車Volvo V60 CrossCantryはヨーロッパ車なのでアメリカのインチ規格のヒッチメンバーが取り扱っておらず、アメリカVolvoからの部品調達 施工になるので余計にお金がかかる。アメリカのインチ規格のヒッチつけたほうが後々汎用性が上がりますのでオススメ)即却下されてしまったわけ。
もともとジェットボックスとルーフキャリアは持っていたので、ルーフトップ用のサイクルキャリア買えば済むのでこの選択に至ったというわけです。
しかし先ほどから書いているように、車高が上がるのは本当に不便。高さ制限書いてある高架下ならいいですけど、パーキングチケットの発券機の屋根部分でさえ引っかかる時があるので、一回一回降車して発券して…となります。
家に帰ってもカーポートの柵が邪魔なので外で降ろして駐車。忘れてバックしていったら大損害を被ることになりますよね。
なのでカートップを今から検討される方に事前チェックとして、
- 車の天井まで自転車を持ち上げることができるか
- 車高 + キャリアの高さ(10~15cm) + 自転車の高さ の確認
これだけは検討して導入してください。それと、車のルーフがガラスの部分があったほうが運転中に自転車の状態を把握しやすくていいと思います。
とまあダラダラ色々書きましたが、自転車を車に積めれば行動範囲が飛躍的に伸びますし、その分楽しみも増えます。MTBパークにだってアクセスできるようになる。キャンプにだって連れて行けるなどなど、いずれ必須アイテムにはなりますので、これからご検討される方は慎重に検討されるといいかと思います。
また少しでも参考になれば幸いです。
(2年近く使い今も現役ですが、ついにリアサイクルキャリアに移行しました!)