コロナ拡散防止のイベント自粛が巷ではまだ続いていますが、ゆぶねはついに再始動の運びとなりました。3月はいっぱい休みでしたのでお待ちかねのライダーさんが駆けつけたようですね。私は残念ながら仕事の都合上参加できず…息子のみ遊びに行ってました。
室内イベントはやはり感染の危険もあり未だに中止ですが、屋外で密集しない ゆぶねのような施設に関しては安全が担保されている感じだと思います。
実際この春はキャンプ場なんかがいっぱいだそうですね。せっかくの春休みですから外で遊びましょう!って感じです!子供も大人もストレス発散にはMTBで山なんて素敵ですわ。
って3月は何もしてなかったかと言いますと、もちろん着々と工事は進んでおります。
川を渡って向こうの斜面にラダーを設置。その土台を単管で組んで
ビシッと貼ってます。ここを走れるなんて幸せだ!ちなみにこの土台部分はプロが作ってますのでご安心を!
ちょっとした橋なんかなら、設計図通りに我々ボランティアで組むこともありますが(現場監督はいます)、このような法面にラダーなんかだと作業も複雑ですし、危険、構造物の安全性面でもプロの仕事ですね。
観客用の橋!どんどんライダーにも観客にも優しく生まれ変わって行きます。
ちょっとゆぶねのトレイルの秘密も解説。上の写真は完成したトレイル。
これが下草を払って、ふかふかな腐葉土を取り去ってる所。ふかふかだと走れませんので、とりあえず腐葉土層を取り除きます。20センチから30センチほどあり、中には根っこがビッシリ入っていてそれはそれは重労働です。道が開けてないので重機も入りません…手作業で人海戦術ですね。
これが土入れ前の状態。右端辺りは粘土質です。信楽焼で有名な信楽にほど近いゆぶねは粘土質の土壌なこともあり、トレイルを掘ればすぐ粘土層に到達します。このままではズルズルして走れませんし、重機も滑って危ないです。トレイルの水平面をだすために切り倒した木を脇に壁のように設置、土を移動して行きます。
で、先ほどの土入れ後の写真のようになるというわけ!実はトレイルは単純ではないんです。平坦にし過ぎると面白くないし、ぐちゃぐちゃ過ぎると走れない。絶妙なバランスを仕上げるのがトレイルビルダーの長谷川さんだったりします。いろいろ聞くと勉強になります。
で、ここで終わりでない…まだこのトレイルには行ってないので私の目では確認してませんが、先ほど露出した粘土層、この上を雨水が伏流水のように流れているわけです。そうするとせっかく土入れしたトレイルに水が貯まります。全体ではないですけど、水たまりが出現したり、スポンジみたいにグナグナな路面になったり…というわけで雨が降った次の日なんかは、そそくさとトレイルに入り、ぬかるんだポイントなどをチェック。土が流されてないかとかいろいろ見て、溝を切ったり、水路を誘導したりする感じですね。
私はこの水管理が一番好きです。いわゆる泥遊び!それからプラレールよろしくルートを作って水の流れを、見て悦に入ると(笑)
そんか感じで日々トレイル整備してますので、MTBで走って楽しいに決まってるでしょ?!
皆さまこの春 新コースを満喫しにゆぶねに来てくださいね!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを!