嫁をなんとかMTBの世界に引き込む?もしくは引き戻すため、嫁の実家に眠っていたMTBを持ち帰ることにした。
あえて引き戻すと書いたのは嫁の古いMTBだからではあるが、そもそも嫁が学生時代に輪行用に購入しそのままになっていたため。輪行袋にしっかりと終われた状態で20年近く眠り続けていた代物。これを連れてモンゴルやら中国やらキャンプしながら砂漠を走ったらしい…
袋を開けるまではどんなのが出るのかドキドキだったが、なかなかの物が飛び出した。
Cannondale Killer V 500。1997年に発売らしいが、その後何年モデルが存在したのか、このモデルは何年製造なのかはよく分からない。購入したのが2000年ぐらい?と言ってたのでまあそんなものなのかな?
中々渋い自転車だ。目につくのがダウンチューブの太さ。このころのCannondaleのアイデンティティーともいうべき、極太アルミチューブである。かっこいい。
そして独特のトリプルトライアングル。当時尖りまくっていたCannondaleらしいシルエット。
忘れてはいけないのがなんといっても今は亡き元祖Cannondaleである。その証がHand made in USAの文字。そう現キャノンデールは中国資本である。元祖Cannondaleはモーターサイクル事業に手を出して倒産してしまって買収されて以来、生産地もアメリカでは無くなってしまっている。
ネットで調べるとこのころレースでもCannondaleは勝ちまくっていたらしい。まさに古き佳き時代のCannondaleといった感じにグッとくる。
興奮もおさまたところで、ディテールを見ていくとかなりMTBも進化したのだなと思う。
- フルリジッド(前サスもない)
- ハンドルも50センチぐらい(今の主流は70センチぐらいである)
- クイックレリース(QR 今風のスルーアクスルではなく 軸幅も狭い)
- 26インチタイヤ(確かにこんなもんだったなあ)
- カンチレバーブレーキ(私のミニベロと一緒だ、このころVブレーキもあったはずなのに)
こんな感じ、その他もいろいろ設計が違う。そもそもこのころのMTBにはサスペンションフォークが今の形ではなく、トラベル量も数センチ程度の時代。その頃の設計なので前輪周りに沈み込む量の設定がほぼないのです。
興奮とは裏腹に、細かいところを見れば見るほど使えるものなのかどうなのか怪しくなってきた…
輪行袋に収まっていたので、基本的にサビなどはない。ゴムが多少ネタつくのと、サドルがガバガバになってきている。なのでタイヤ交換して、必要あればグリップ交換かなあといった程度。
なので乗れるようにする!と言いますか今でも乗れるんですが、今風スペックのMTBとしてレストアするか、それともクロスバイク風に仕立てあげて見るかが悩みどころ。ちょっとレトロなお洒落なクロスバイクには簡単にできそうではある。しかしそれでは意味がない気もする。
話は変わるが、MTBで入門バイクといえば前後ディスクブレーキ 前サス100-120mm ハードテイルという感じになるかと思いますが実売価格10万円前後。
クロスバイクでとなると、私にはちょっとわからない分野ですが有名どころでジャイアント escapeでしょうか?5万円ぐらい。
となると意外とレストアにかかる値段の方が高い…実は入門MTBの場合 フレーム以外のコンポ代で定価ぐらいになり、実はフレームはタダ同然。
となれば嫁に新しい入門MTB買った方が嫁も喜ぶのではないか?という疑念が湧いてくるが、それは否である。
散々MTB乗ってた割に 嫁はmtbには一線を引いている。新しいものを買うなんてもってのほか。今のミニベロで十分とのこと…なんとかせねば…
結論としてこれをなんとかMTBとしてレストアする。これしかないわけだ。
目標はとりあえず乗れる状態にして嫁の気が向いた時に タイムラグ無く乗れるものを作っておくこと。
もう1つは息子がもう少し大きくなった時に乗れればいいかな?という期待。
最後に勢いで買ったフルサスバイクではあるが、ハードテイルで技を磨きたいという私自身の欲望。これが実はでかい(笑)
まあそれ以上にこのCannondaleをなんとか復活させて乗ってみるのも乙なものですね。新しいおもちゃがまた届いた気分だけど、私のMTBをいじる予算は遠のく一方な模様(笑)
ではではまずは報告ということで今日はこの辺で、とりあえず休日に洗車がてらバラして各規格をハッキリせねば部品調達できないですね。今後の展開に乞うご期待!
というわけで皆様にもよきサイクリングライフを!