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ニッカウヰスキー 余市醸造所を見て

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職場の一泊旅行で2月の北海道に来ました。別にブログで書くことでもないし…と思いつついたわけですが、正直 観光バスで連れてかれるな…って感じで興味はそれほどなかったんです。しかしニッカウヰスキー余市醸造所まで来て考えが変わるぐらいの衝撃があったので書いておきます。

言わずもがなですが、ニッカウヰスキーはウイスキー醸造で朝の連続ドラマの舞台 マッサンの舞台にもなった、有名な醸造所であり日本の誇る酒造メーカーの一つです。

ウイスキーとか熟成する系のお酒に年数がかかるのはわかってたんですけど、私はウイスキー飲まないのであまり興味が湧かなかったんですよね。

そんなテンションの中到着。試飲がついてるとのことで、なんとなく大人の社会見学気分。で、まずはのっけから門構えで圧倒…これはすごい…

そのあとウイスキーの説明を受けるべく、無料のガイドツアーに。ちなみに入場も無料で、試飲も付いてくるという大盤振る舞い。もう愛しか感じないです。

大麦のピートを炊いて乾燥 発芽 粉砕 糖化、その糖化した液体を発酵させてアルコールへ。

今まで蒸留酒ってアルコール分を取り出すわけだから、別に何で作ろうがアルコールでしょ?ぐらいにしか思ってなかったですが、アルコールと水の沸点の差を利用して90度で加熱、アルコールを沸騰させてアロマとともに取り出す。なるほど〜

しかも石炭で温度管理しながら蒸留すること二回。

しめ縄が日本的で、まさに日本のウイスキーって感じですごい。意気込みっていうか、ある意味現代風の経営からすると神頼みは無駄なのかもしれないけど、この粋な感じ。造り酒屋さんの三男だったという創業者 竹鶴政孝氏の家を飛び出したものの軸足を家に残すこの感じ、たまらないなあ。

そこから出来上がった原酒を樽で寝かす。年間3パーセントづつ減るそうで、20年熟成で半分になるといいます。この長い年月、その上その前にある修行時代から試行錯誤を重ね、完成まで至るこの工程。もう尊敬以外の何者でもないです。

試飲したのは 余市 スーパーニッカ リンゴのワイン。どれも美味しく、余市はやっぱり名前を冠しているだけあって重厚で特に美味しかったです。

飲み方も紹介されていたので、ストレートで舐めるほど飲んだ後におススメで飲み干しました。一緒に行ったお酒弱い方の余りをドンドン飲んだら、はい完成!

次の小樽では少しへべれけ状態での観光でしたが、楽しかったです!

ほんと来てよかった。なによりもいつ完成するかわからないものに飛び込み、開拓していく精神。何年も寝かせ結果が見えない日々、私には正直わからないほどのバイタリティーだと思います。

しかしそれを支えた周りの方、残したこの建物を見ても気合が違いをマザマザと見せつけられ、やる気をもらえた気がします。

時代が違うといえばそうなのですが、今現在も研究されている方々、先の見えない長い道のりを歩んでおられることと思います。私も3年間の短い間でしたが研究をかじった身として、研究者を支える体制共々、政治云々もそうですが社会で育んでいけるような世の中を守っていければと思いますね。

美味しいお酒をありがとう!北の大地に息づくフロンティアスピリッツに乾杯!


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