息子のMTBのブレーキが年の瀬に破綻…
ブレーキレバーのマスターシリンダーが壊れた事は以前書きました。
それの続報です。とりあえず機材も揃ったのがもう年末にかかる頃…たまたまチーム冬合宿が主催者の監督の体調不良により中止になったこともありセーフでしたが本来なら間に合わないとこでした…
これですね…マスターシリンダーが飛び出してきてます。オイル漏れも酷く…
そこで色々悩んだ挙句、シマノ化へ!
はい!XTセットです!ああ、私には縁のない高級感のある箱です。私の機材はもっと青銀の箱ばっかりですね…ハハハ…
開けるとこんな感じ。ブレーキレバーに色々入ってます。ホース コネクター ブリーディングオイルなどなど
これですね。キャリパーとの接合のOリング(ゴムの黒いやつ)もこちらに同梱されていて、キャリパー側はもうすでにセットアップ済み。任意の長さに切ってブレーキ側の処理をすればOKですね。
キャリパーがこれ。
同梱されているのがこんな感じ。パッドとキャリパーを固定するボルト ブレーキホースを固定するボルト。こんな感じですね。
というわけで組み付けていきます。
まず初めにキャリパー側にブレーキホース取り付け。キャリパーについてる銀色のネジを抜き去りOリングを用意。デカイのが取り外した要らないやつ細い方の二個を付けます。
この特殊なネジがしっかりと固定され、その隙間をブレーキオイルが押せる構造になってます。さっきの細いOリングで挟むようにしてブレーキホースのエンドを取り付けていきます。
しっかりとねじ込んで取り付け。
マグラMT2とシマノXTではホースの出る方向が違うんですね〜マグラの方がホイール側通るんで合理的な気もしますが、どうなんですかね?細かいことは分かりませんが、ブレーキホースを引っ掛けて破損なんて確率はマグラの方が低そうな気がします。質感は流石XTって感じですね。
次にホースカット。以前の長さに問題を感じなかったので同じ長さにします。しかしレバー形状で1センチ前後の誤差が出るので慎重に。形的にシマノの方が短めになりますね。
ホースカッター使ったほうが無難です。ちゃんと垂直に切れますので。しかし私はもってないのでワイヤーカッターで切って、整形しました。
次にホースのエンド金具をつけていきます。ここで登場するのがジャグワイヤーのNeedle Insertion Toolです。黄色いプラスチックのやつを万力で挟んで金槌で叩くのもありですが、こっちの方が劇的に楽で確実です。工賃払うよりは安いですね。特にキッズバイクをいじりだすとホースカット コネクトは必須になりますので。
金具の並びはこうです。これを間違うと後から取り返しがつかなくなるのでご注意あれ!
ねじ込んでねじ込んで〜ってセットしたら上のハンドルを回すだけなので楽チン作業ものの1分で完了します。万力 トンカチでやると結構時間かかります。
で綺麗にハマった〜って、忘れてました…ゴムのスリーブです。これは後からでもいけますのでご安心を!って初めからつけとく方がベターですね。
オレンジのシール剥がして
ガッチリとブレーキレバーにねじ込んだら〜
最後にゴムのスリーブをかぶせて終了!
ってここで終わらない終わらない…ブリーディングです。正直ブリーディングはそれほど難しくないですけど、忍耐がいる作業だと思います。細かーい泡を抜いていくには時間がかかります。ですので決定的にこう!って感じでもないのでこちらを参考にしてください。
私ももう何回やったんだろうというぐらいやってますけど、これで完璧!って思った試しがあまりありません…最終的にはカツーンと連動する感じのレバーとキャリパーのシンクロは果たしますが、その頃私の手はベッタベタで、写真を撮る気にもなれません…
私が使ってるこの安いセットのせいかもしれませんね(笑)これでも全然できますけどね。
そろそろシマノ純正のセット買うべきかもしれません。少なくとも上のやつは漏斗と洗瓶ついてるので使いやすそうです。寒いので家の中でやったら嫁にめっちゃ怒られました…新聞ひけよ〜ってね…ごめんよ…
ちなみにこの写真の段階では後シマノ 前マグラの状態です。この状態で息子が比べて見て、シマノの方が握りやすいって言ってました。写真撮り忘れましたが、確かに7mmぐらいレバーが近かったです。これは相当な差ですね。子供の手には。
しかしブレーキの効きはやっぱりマグラの方が調整しやすいって言ってました。確かにブレーキキャリパーを直で押してる感はマグラには存在しますね。前後ろ混合なので実際の制動力に関しては比べれる物でも無かったです。
重さはレバーがしっかりしてるのでシマノの方が重いという意外な結果。マグラMT2はエントリーの廉価モデルなのにね。
というわけで後日前ブレーキも無事シマノ化!これでスッキリですわ!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!