日々進化し続けるゆぶねMTB LAND。しかし相手は山!そこが悩ましいわけです。
山のトレイルというものは踏み固めればできるわけではなく、切り拓けば道が通るわけではないです。
やはりそこには自然の営みがあり、そこにお邪魔している人間。これが現実です。うまく行ったと思っても、数週間で森に帰る力があります。一番の敵?と言いますか管理が難しいのは水のような気がします。
ということで、この2021年春からの変更点として、サウスコースのエキストリームトレイル化へと舵を切っていることは先日お伝えした通り。要はコーステープを外し、よりアドベンチャー感を維持しつつ、危険箇所の管理を行う、迷いやすい箇所の案内を最低限出すという感じです。これはかなりいい感じだと思っていて、里山ライド感を維持しつつ、やんわり管理。スピード以外の面でも面白いと思います。泥をかぶるこれも醍醐味ですからね(笑)
でもここら辺が専用トレイルとしての強みとして、ハイカーさんと行き当たらないこと!これが一番の利点です!
とりあえずコーステープ剥がしは完了、今のところ間違えそうな箇所とかの対策はしておりますが、今後のブラッシュアップですね。
そしてそれ以外ノーストレイルはレース仕様のトレイルだけに、スピード テクニック そして事故防止のために見晴らしがいいことが条件になるため、ナチュラルなトレイルとは少し違った安全感があります。
そして介入しすぎず、スポーツとしての楽しみ レジャーとしての楽しみを追求できるトレイルがゆぶねMTB LANDだと思います。
これまでドーンと降りていた坂ですけど、先日九十九折に変更。これで大きな事故予防と、テクニカル感をアップさせ、安全にしかしレースでは差が出るように変更しています。ここは受付に戻る最後の部分なのでキッズも通る箇所ですからね、気を使う場所ではあります。
そんな箇所がこの有様…一番凹んでいる登り返しのバーム部分。カーブに沿って土手状のバームがある為、山側から滲み出てきた水が溜まり、逃げ場がない…しかもここは和束町、信楽で有名な信楽まですぐそばなんですね。当然焼き物で有名だけに粘土質であるわけです。(実はこの年度は昔琵琶湖の湖底だったことから由来してます。なので、きめの細かい粘土で焼き物が発展したというわけ、そこに長石が混じるので独特の風合いのはハゼが出るんですね〜って焼き物の話はこの辺で…)
というわけでこういったところはレースの都合上よろしくない、キッズの安全を考えてもね!
とりあえず泥を避けてイン側(山側)に穴を掘るが…水出てこず。なるほどこの水はもう少し上の山側から流れてきてる模様。ずっと整備してると水を通す砂の地層がわかってきて、大体検討が付いてきます(笑)
とりあえず穴を掘り進めて、
横からパイプを突き刺し突き刺し、中の土を掻き出ししながらいきます。
水抜き穴貫通。そして穴の周りを綺麗にして、イン側だけにライダーが穴に落ちると困るので、
木で蓋をしつつ、水抜き穴への排水も確保。これでどう変わるか楽しみです。
懸念事項はこっちかな…
ここの下りを抜けた後の部分。こっちは排水しようがないと言いますかかなり大掛かりに掘らないと無理…困った。左に見えてる灰色の地層がガンガン水を供給してきます。
水捌けいい土入れかなあ…
この日は朝コーステープを外すの手伝って、午後からライドに出るつもりだったんですけど、朝リレーチームに編入されて、子供らと走った時に時に見かけたこの斜面が気になって結局少し乗っただけでした。
結局ハンガー折れるっていうアクシデントもあり乗れなくなったんですけどね(笑)またその話は別の機会に〜!(アクシデント編はこちら…)
というわけでボランティアがんばってます!皆様も是非ゆぶねMTB LANDにお越しくださいね〜最高のライド体験をできますよ!
ではでは皆様にもよきサイクリングライフを〜!